2017/06/24

路上マッサージと色とりどりのかっぱ

旧市街の中心で行われるサンデーナイトマーケットに行くことにする。



なかなかよさげでテンションup。
すぐに、「路上フットマッサージ」なるものに遭遇して、この中に混ざりたい!と思った。


体か足のマッサージ30分 80B/60分 150Bと破格で、ずらっとイス(一応リクライニング)が並べられている。
呼び込みのおじさんは熱心に外人に声をかけているが、そんなに英語もしゃべれないようだ。
30分のフットマッサージをおねがいした。
やっている人たちはみな目がうつろで、やられている人もうつろ。
へたくそだったので、早く終わって私にやらせてくれ!と思い、ずっとうずうずしていた。
だんだん暗くなってきて、そうでなかったら、私だったらもっとじょうずにやるのに、と後ろ髪引かれながら、路上マッサージを後にし、ちょっと露天を見ているうち、猛烈な雨が降ってきた。
夕方に宿を出てきたために、もう日傘を持ってきていない。吉祥寺で買った帽子も形が崩れそう。
露天商たちは、慣れた様子でビニールをし始め、商品が濡れないようにしている。
どこからともなく、かっぱ売りの人たちが現れ、外人たちがみな色とりどりのかっぱになっていく。いろんな体型、いろんな国から来た、色とりどりのかっぱたちが雨の中を右往左往していておもしろい。
なぜか私の頭の中で、矢代亜紀があめあめ降れ降れもっと降れと歌い始めた。
いや、早く止んでくれ…。

露天のビニールの下を度々くぐりながら、雨の中足早にターペ門の方まで進むことにする。
夜遅くまでここにいるのはいやだった。ひとりだし。
ずぶ濡れになっちゃうから全然進めない。ちょうど立ち止まったところに、タイパンツが売っていた。こういうクラシックなタイパンツはなかなかなかったの。ゆっくりと物色し、2枚購入した。2枚で130B。

雨だと三輪車のトゥクトゥクは滑りやすく、雨も吹き込んでくる。それでもゲストハウスのまん前までつけてくれるから、早くなんとしても私を宿へ連れ帰ってほしい気分だった。
みんなわらわらと帰ろうとしえいる。歩道に寄ろうとするトゥクトゥクに近寄って、ゲストハウスの住所を見せた。あーあそこね、っておっちゃんはすぐに分かってくれた。
「150Bだけどいい?」
「(いくらでもいいから)OK!」
降りしきる雨の中、おっちゃんはゲストハウスまで飛ばしてくれた。うむ。長年乗りこなしている人にこんなこというのは失礼なんだろうけど、気をつけて!と言っちゃう。
てかてか光る雨の夜道。
ゲストハウスに無事到着し、100B紙幣を2枚出した。
おっちゃんが「ごめん、おつり45Bしかない!」と言った。
いいよ、というとおっちゃんがありがとう、と言って手を合わせた。

日本でも雨が降ると駅にタクシーが集まって、人の長い列ができる。
おっちゃんも、雨が降ると帰る足がほしい外国人がマーケットに集中するから、拾いにいくんだ。ちょっと高くても乗ってくから、観光客と運転手はお互い持ちつ持たれつだと思った。

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