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2020/02/14

打ち捨てられた車、キリスト教

ほったらかしだった、ジョージアでの一週間を書きます。
逃げるように日本を発ち、トビリシでもうつうつと暮らしていたから向き合いたくなかった。

ジョージアは世界で一番初めにキリスト教が始まった地域らしく、教会の前を通ると十字を切る人が多いし(バスの中から)、グルジア正教会に入ってみたら、ものすごい人だかりだった。
みな鉛筆くらいの太さのろうそくを持ちお祈りしたり、壁画やガラスで覆われている絵にキスしたりしていた。
ドイツでもイタリアでも教会へ行ったけどこんな雰囲気はなかった。
教会からもう出ようと思ったとき、女の人はほぼ全員髪を布で覆っているのに気づき、私も初めから知って、つけるべきだった。


教会の敷地にオリーブの木。グルジア正教会の付近は少し雰囲気がよく明るい。泊まるならこの辺のホステルがいいかもな。私は街外れのAirbnbのアパートでちょっとうらぶれたとこにいた。部屋は最高だったけど。

トビリシのスーパーではクレジットカードもタッチパネル搭載で挿し込まずにピッとするだけで会計する。私のは当然そんな機能はなく、ちょっとだけレジ手間かかってごめんね。


駅のホーム。秋で、あたたかそうに見えるけど実際寒かった。いまジョージアは脱ロシアしようとしてて地下鉄には英語アナウンスがある。バスも英語表記がある。
メンテナンスだかで地下鉄の稼働時間短縮してます、ご不便をおかけいたします、Sorry for inconvenienceとか言う。どこまでヨーロッパに近づいたら謝らなくなるんだろう。

人々はファッションへの関心が高く、革ジャンやスキニーを着こなしておしゃれ。おばさんも全身黒コーデがうまい。



逆光でよく見えないけど置き去りにされて錆びた車たち。
「車の死骸」って呼んでいた。
これが写真撮る限界。そう、私この光景見てけっこうショック受けていたんだ。


百均の便利グッズのない暮らし。そういうものがあるとも思わない暮らしっていうのかな。私の想像だけれども。不便だけど諦める。
壊れてるけど代わりがないから使い続ける街。
へんな突起や穴がやたら多く、障害物競走のような街。

実際あまりジョージア人と触れ合わなかったからそういうのどう思ってるんだろうと聞く人がいなかった。


硬くなったパンを浸したトマトスープ。他にもバスマティライス炊いて食べてた。

2019/12/05

コーカサスの国ジョージアのトビリシで職質された話


打ち捨てられた車、陥没した道路、空き家。
見たことのないほど巨木に育ったプラタナス。
のら犬が車道でクラクションを鳴らされている。
夏場日陰を作ってくれていたのであろう、ぶどうの木々も枯れ、落葉がいっそう物がなしさを感じさせる。


物価が安く、ビザなしで最長一年間も滞在できるジョージア。
確かに物価、とくに食料品、野菜、乳製品、ハム類、ワインは安い。交通費も安い。宿泊費も安い。
地下鉄は旧ソ連時代に建設されたようで深く、長く速いエスカレーターが印象的だ。


地下鉄の中でたまらない気分になるのは、物乞いの人が、大声で募金をつのること。
大声なのは、車体が線路をこする音で、キーキーキーと爆音が響くから。
演説の内容を聞いて小銭を取り出す人もいるがほとんどの人は無視する。
私も宙を眺めて知らん顔をする。
小さい女の子なんかは、ひとりひとりの目の前まで行って、募金箱を差し出す。立ち止まられた女性は、慌てて財布を出すなどしていた。

なんか、憂うつだなと思いながら、道を歩いていたら、警察官に声を掛けられた。
駅前で漢字を書いてあげていた日本人の若者二人組を見た以外、アジア人どころか旅人さえまったく見かけない。
アジア人は目立つのだ。
自分が目立つ、という経験を私はほとんどしたことがない。

警察官2人が、道端で私をつかまえ「パスポート見せてください」と言ったので
私、たぶん気が強いんでしょう、とっさに、「警察証を見せてください」と言ってしまった。
警察官の一人が顔写真の入った警察証を見せてくれ、彼らはたしかに本物の警察官のようだった。
誰が外国の街角で警察と話したい!?
私はすごくどきどきして、パスポートを見せた。
ところがどっこい、ページをいくらめくってもジョージアのスタンプがない。
空港の入管を通った直後にスタンプが押されたことは確認したので、ないわけはないのだけど、気が動転して、ジョージアのスタンプが出てこない。
警察官がもういいよ、っていう感じで”Ok.Good luck.”と言ったので、私はグマドロ(ありがとう)、と言ってその場を離れた。

あとでパスポートを見てみたら、ジョージアのスタンプはいちばん後ろにあった。

教訓。
もし、外国で旅行中警察官に声をかけられたら、警察証の提示を求め、本物の警察官か確認する。
ニセ警官、ニセモノの警察証の場合もあるでしょうから、十分に注意する。
そして、パスポートの提示を求められたら、すぐにスタンプの場所を出せるようにしておく。
以上です。

2019/12/04

ソ連ぽさって何かも分からないまま、ソ連ぽさを感じたい

ドバイからの空の旅。
上空からの眺めは今まで見たことのないような乾いた大地と山々でした。
無事暗くなる前にジョージアの首都空港、トビリシ空港に到着。
以前が~ばるちょば(声を発しないパントマイムの2人組)の舞台を見に行ったのだけど、ガーマルチョバはジョージア語でこんにちは、です。

しわしわの1ドル紙幣2枚を空港で両替し、そのお金でメトロマニ(ジョージア版Suica)を買った。タクシーの運ちゃんの勧誘を軽く交わして市バスに乗った。
バスの車窓からの景色はやっぱり乾いた大地。
バス、メトロの料金は一律一回0.5GEL(ジョージアンラリ)でおおよそ18円。
一番初めの地下鉄駅Sumagori駅でバスを降りた。


Sumagori駅の地下は秘密の地下牢のようになっており靴とか服(主に古着)を売っていた。

あまりカメラ向けるのもあれかなと思って写真がブレてます。ジョージア人はもぐらかってくらい地下が充実していた。


中心部の地下街。ピアスの店、ハンドバッグの店、スマホ関係の店、下着の店...。


地下街への入り口。
道が大きすぎると、必ず地下道がある。


魔界へ(いや地下鉄へ)吸い込まれる瞬間。

旧ソ連の支配下にあった国に来るの、初めてなのでどきどき。
ソ連ぽさって何かも分からないまま、ソ連ぽさを感じたい。

トビリシの道は壊れ、陥没、隆起。家は崩れ、朽ち果て、車は投げ捨てられ、死骸と化していた。
ワイン発祥の地でキリスト教が国教。
暴落しているジョージアンラリ。


咳をしてもひとりのエアビ。
孤独に暮らしたトビリシ滞在1週間をきょうから書きます。
見てね。

2019/11/22

私だけキムチのエミレーツ

帰りの航空券を持たずに旅立つのは初めて。なにしろ、これから行くコーカサスのジョージアはビザなしで最長1年間滞在できるとのこと。
ソウル仁川空港の4階でフリーシャワーを浴びて生き返り、これが最後の米と思って食べた豆腐チゲ。(実際ジョージアでは自炊したので米ばかり食べていた)


辛いから水飲みまくる。

エミレーツ航空でアラブ首長国連邦ドバイへ。
真夜中の機内食はいただきませんでした。
ドバイ時刻で朝の4時にわたわたと朝ごはん。私だけ思い出したようにキムチ配られる。
隣のお姉さん(リアーナを太くした感じの英語圏の女性)、「これ、何?フルーツじゃないよね?」
パンにバターにキムチ。ちょっ食べられない。
2席前の人はコーヒーやお茶をもらっていたが私の席まで来ずフェイドアウト。

今回初めて私、水筒を持ってきたのですドヤッ。
保安検査場に入る前に空にして、水飲み場で汲めてとても便利。
UAEに到着してターミナルを移動するのに外に出てバスに乗る。
どこまで連れて行かれるんだと不安になるくらい長い時間、キンキンの車内に閉じ込められる。
入国審査していない乗継の客らが乗るバス、もしここで事故ったらどうなるのだろう。
日の出前の朝5時。気温27℃。
乗継ターミナルで待つ。エミレーツのLCCフライドバイばっかりのターミナル。飛行機が目の前でばんばん飛んでく。
女の人たちは真っ黒いアバヤか白いのを着ている。手指までヘナでタトゥーが施されている。男の人もぞろっと長い服(白、黒、灰色)を着ている。


一瞬だけアラブの風を感じることができた。