2019/02/21

「ボヘミアン・ラプソディー」



クイーン全盛期、私は3歳。
よく知らない。
映画とてもよかった。胸が張り裂けそうだった。

ちいさめの映画館で音が前からしか聴こえてこなかったから、IMAXで観た方がもっとよかった。
リピーターが多いようだった。
黙って座って観ているだけなのも変な感じだった。
クイーンのメンバー4人はそっっっくりで、特に細かなカーリーヘアーのブライアン・メイ役の俳優さんなんて生き写しだった。
帰ってきてからYoutubeでクイーンの演奏を観たら背が高くうつむきがちな弾き方もまったく同じだった。

私は音楽のライブに一度も行ったことがないけど、ライブエイドのあの会場に居合わせた何十万人の人たちは幸せだったろう。私もそこに居合わせたかった。

ひとりのときのフレディ・マーキュリーはとても内向的で、さびしくて、孤独だった。
どうしたかな、、埋まらないのね、何か、何だろうかね。
愛した人メアリーが、信頼する人がいて、家族みたいなバンドメンバーがいて、十分でしょ、と言う。
十分、の意味。
十分と感じられない人にとっての十分とは。


帰り道興奮が冷めず口ずさみながら人混みの池袋を歩いた。
翌日、Youtubeでライブエイドのライブ映像を観た。

2019/02/04

2019/02/03

絵本 Ottos Mops

ドイツ語を勉強中で、
ボローニャ絵本館(キッズライブラリー)で惹かれる本に出会いました。

すべての単語に o が入っている。
発音してみると響きが愉快。
オト(飼い主)と犬のなんてことのない日常。
ドイツ語が読めないのでちょっと不気味な挿絵を見ながら読んでみると、なんで犬が最後具合悪くなっているの、と思った。

音の響きを愉しむ詩なので訳すと音が別物になって愉しさは損なわれてしまう。けど辞書やサイトなどを参考に訳をつけてみた。

Ottos mops
オトスモプス

ottos mops trotzt
オトのモプスはたてついた
otto: fort mops fort
オト「あっちにいきな」
ottos mops hopst fort
オトのモプス あっちにいった
otto: soso
オト「よしよし」
otto holt koks
オト たばこを吹かした
otto holt obst
オト フルーツをたべた
otto horcht
オト 耳をすました
otto: mops mops
オト「モプス、モプス」
otto hofft
オトは願った

ottos mops klopft
オトのモプス とことこ歩いた
otto: komm mops komm
オト「モプス、おいで」
ottos mops kommt
オトのモプス 来た
ottos mops kotzt
オトのモプス げろ吐いた
otto: ogottogott
オト「まったくもう」

作者ヤンドルさんの朗読がYou tubeにある。


「ロード・オブ・ウォー」



ホステルのNetflixで観ました。

銃の売買を仕事にしている男の物語(実話ベース)で、そういう人が、結果的に戦争を誘発しているのではないか、という内容でした。

ニコラス・ケイジの映画を初めて観たかもしれない。ウクライナ人の設定でしたが、なんだかウクライナ人ぽくないような(ウクライナ人がどんなかは知らない)思いっきりアメリカ人のような気もした。
けれども、画面がコロコロと場所と時が変わるので、旅行に行きたい気分にちょうどよかった。

この人、どうして結婚したのかな、と思う。抱えているさびしさ、生まれた瞬間から芽生えていたような心の中のぽっかりした穴を、綺麗なだけの女の人が埋めてくれるなんて、とうてい思ってなかったはずだし、銃とともにだけ生きる孤独で冷酷な人間に思えた。
家族を失っても全然懲りなくて、銃の仕事をやめません。

そして、タイトルのロードは road ではなくて、君主、王という意味の lord だそうで、戦争指導者という意味でした。
まさしく裏で誰が戦争をさせているのか、と考えると武器を売買させる商人ではないか、と問題提起されていました。この商人の得意顧客が、戦争をしかけたい国だし。

映画最後のメッセージは、
5 top countries providing guns are United States, England, France, Russia and China.
武器供給国の主要5ヶ国は、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国である。

これは私の英語ですが、本当はもっと難しい言い回しで、「最大の武器供給者である米英露仏中の5か国は、国連安保理の常任理事国でもある」と言っていました。

2019/02/02

「パッドマン 5億人の女性を救った男」



「パッドマン」を観た。

安価で清潔なナプキン作製に奮闘した実在のインド人男性の物語。
(内容やキャラクターは誇張されている、と最初にメッセージが出た)

妻は汚い布を生理用の当て布として使っていた…。
インドだと、生理のときは女の人は外で寝るみたい…。
たいへん…。
まだ男尊女卑が根強いと思うインドでこういう映画を作るのか、と驚きだった。
社会的な問題に切り込んでいて
ラクシュミが前向きで元気が出る。
私は男の人とも女の人ともほぼ生理の話をしたことはない。
今日生理だよ、って言うくらい。
これを観たよ、と何人かに言ったけど、やっぱりちょっとすすめにくい。