昨夜TVで秋田児童連続殺害事件の特集をやっていた。
殺害された男の子の名前は当時TVで頻繁に聞いた、特徴のある名前だったから覚えているせいもある。
今回、そのお父さんが、口元から上だけ写さず、登場していた。
お父さんの口から語られることば(それでも断片的で、編集されていたので、テレビ局が意図的に、誇張したり、削除した部分もあったろうと思うが)に耳を傾けた。
殺害された男の子と、お父さんの口元が、そっくりで泣けた。
「怒りという感情を私は好きではないので」というお父さんが、いっそう菩薩のように淡々として穏やかな口調で語るのはこの11年間で身に着けた術だろうと思った。
幼い子ども二人の命を奪ったにもかかわらず、犯人は無期懲役であり、2017年現在まだ生きていることに司法はどうなってんだと言わざるを得ない。
犯人畠山鈴香が悲惨な子ども時代、青春時代をすごしたことが度々語られるが、それと殺人を犯した事実はまったく関係がない。
人間としての愛らしさのまったくない人間に育ったこの女は、頭が悪く、精神が未熟なまま年だけ取ったと感じた。人と親密さを覚えることなく、母になった女。この人は特殊だと思いたい。
こんな人が日本にいると思う、すんでのところで殺人者にならずに済んでいる人が。
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