2018/11/21

「カメラを止めるな!」



「カメラを止めるな!」観ました。
最高だった。今年観た映画の中でぶっちぎり一番と思った。

最初わたしは一体何を見せられているのだろう?もしかしてチョイスを間違えた?と思ったのだけど、中盤に怒涛の方向転換があって目が覚め、わたしやっぱり映像が好きだわ、と思った。
最後感動すらしていた。
アドレナリンが超出た。
観る人をこんなに感情の変化に陥れる映画はない。
主演の俳優さんの口がだらしないところがすごくいい。
でもこのテンションで他の人にも勧めたら、ドン引きするかもしれないから、
一人で盛り上がるのが正しい。
猛烈な拍手をして席を立ちたかったけど、誰もしないからしーんとしたまま劇場を出た。
でもよだれが出そうな一体感があった。同じ時間同じ場所に居合わせた他の人も私と同じようにみんなケタケタ笑っていたんだもの。

2018/10/30

「王様のためのホログラム」



「サウジアラビアに飛ばされたビジネスマンが砂漠の真ん中で困難に出遭う」
こんなあらすじ紹介を読んで、観たいと思った。(こんなんで観たいと思う人は少ないだろう)
その願望はだいたいかなえられた。
そうではない人には?????な映画。
人によっては怒り出すレベルの「観るだけ損」な映画かもしれない。
混沌としたアラブ、異国情緒とかもあんまりないので、肩透かしをくらう感じだ。
でも、砂漠やラクダや無機質な病院、出張でしか泊まらないようなホテル。ガラス張りのビル。
最後にはサウジの海、魚が出てくる。
頭がぼーっとしている人には癒しになるかもしれない。

「パディントン2」



一作目は子ども向け。2作目の方が好きになった。
パディントンが無実の罪で刑務所に入っちゃって、あんまり家族は出てこないのかな?と思ったら、やっぱりみんなが協力してくれる。
家族の人たちがよい。特にお父さんが好きかな。
パディントンは熊だけど、移民問題や人種差別、世の中を風刺しているとも思える。
ヒュー・グラントは最近観た「マダム・フローレンス」にも出ていたけど深みのない役者さんだなって思う。
一瞬若い頃の写真がたくさん並んでいるシーンが出てくるけど超男前。

「ラ・ラ・ランド」



冒頭のハイウェイのミュージカルシーンは好きなので何回も観ている。
アメリカ西海岸の人たちからしてみたら、ロサンゼルスのハイウェイや、ハリウッドのグリフィス天文台なんてべたすぎてオエーって感じなのかもしれないけど、
色彩に注目して観るとおもしろい。
とてもキラキラして夢の中のような映画だけど見終わった後は気分を落ち込ませる。
プールのあるパーティのシーンで黄色いドレスを着ているミアと、全然趣味じゃない音楽を奏でるセブが再会するシーンが好き。

2018/10/06

”コカイン中毒者に友だちはいない”「ハーフネルソン」



多かれ少なかれライアンのかっこよさを期待していたのでした。
やっぱりぜんぜんかっこよくない役っ。

麻薬常習者であることを生徒の一人に見つかって、2人に友情が芽生える。
そうは言っても心温まる物語ってわけでもなく、先生は授業中に鼻から血出るし、ドレイ
ドレイは利発な子だけどもドラッグが身近にある環境で悪いやつに染められそうになる。
微妙な空気がよい。
途中ちょっと退屈。
画面がふらふらするのが、「ブルーバレンタイン」に似ていた。

2018/10/04

「イミテーション・ゲーム~エニグマと天才数学者の秘密」



第二次世界大戦中、暗号解読に挑んだイギリスの天才数学者アラン・チューリング。
アラン・チューリングはコンピュータの原型といわれるものを作った人だが生前はその業績がたたえられることなく自死した。

最近観た「裏切りのサーカス」と同じ戦時中という時代背景が同じなので参考になった。

ベネディクト・カンバーバッチ演じるチューリングはとっても変わり者。
コミュニケーションに難ありだけど絶対的自信をもってエニグマを作り出す。
天才がゆえに嫌味ったらしいところもがあるチューリング。
カンバーバッチさんがいいね。
一時は結婚をしともに暗号解読の仕事にもかかわっていた女性ジョーン(キーラ・ナイトレイ)この人がいてよかったね、と思う。親友なのにそれ以上近くはなれない関係性が哀しい。
情熱と生きづらさ。イカレぎみの孤独な数学者の、ぽつんとした青い眼。

「キングスマン」「裏切りのサーカス」に出ていたマーク・ストロングさん。この人は声が好きかも。「キングスマン」での教官シーンは、この映画の試験のシーンのパロディぽかった。ほんでこの人は完全にはげている方がかっこいい。

2018/10/02

”こんな仕事やめれ”「そこのみにて光輝く」



録画しておいたのを観るまで腰が重かった。
今年観た中でナンバー1かもしれない。

時代が現代っぽいんだけど、少しだけ昔で1970~80年代だと思う。舞台は函館。
原作者の人は函館の作家で佐藤泰志、理由はわからないけど1990年に自殺した。

悲惨な環境にある人々の物語なんだけれども、居心地が悪いけれどえいっと飛び出していけない沼にずぶずぶ浸かっているような、ときどきジリジリとして変わりたいって思う、でも自分はここにしかいれない、どうしょうもない、そんな焦りと諦めと混じったような、そんな空気がある映画。
菅田将暉が明るくておしゃべりな男の子なんだけれども、彼がいるから、ずしーんと重苦しくなく、観れる映画でした。(いやそれでも重苦しいといえば重苦しい)
映画のパッケージはラストシーンかな、朝日(だったと思う)をバックに浜辺を歩いてくんだけど彼女が振り返ると彼は後ろに日を背負っているから逆光でたぶん表情は見えない。この先ちょっとは希望があるんじゃない、というのが描かれているのかと思う。