全編通して男だけで成り立っている映画。
男、みなゲイ。
主人公イグナシオを演じる俳優さんのオカマ役がすばらしい。
男の女装ではないし、歌舞伎の女役に近いような、完ぺきなオカマ(女)っぷりで、服を脱いでもオカマらしく見せられるってすごいな。
「トーク・トゥー・ハー」の主人公・マッサージの手つきがやたらうまい男性が出てきたよ。
あの顔は忘れない。なんとオカマ役!
サスペンス的な映画ではらはら目が離せない。
アルモドバル監督特有の劇中劇も出てきたり、イグナシオが恋しているエンリケは映画監督なこともあり映画のセットもうまく現実のストーリーと調和していて、この人は、演じるとか、舞台やステージの裏とかが好きなんだなぁと思った。
いつも楽屋のシーンがある。
色や映像、空間のうつくしさに驚く。特にイグナシオがプールでエンリケの頭の上を通り抜けるシーンはきれいだったな、白いブリーフがなんとも。
ゲイの愛や恋愛、失望は男女のそれと何も変わらないね。エンリケがもっと強かったらよかったのに(彼はアルモドバル監督自身?)
最後の文章はうーん、いらんやろ。
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