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ということで
「Googleがゴーリキだよ!」と親から電話がかかってきました。(剛力彩芽?ちが…
Gのとこにいるのがゴーリーですね。めがねかけてる老人。ねこも好きなのでいっぱいいますねー。
ゴーリーは日本語に翻訳されたものはほとんど図書館で読んだと思いますが
どうしてもほしかった3冊は持っています。
「おぞましい二人」「不幸な子供」「華々しき鼻血」。
「おぞましい二人」は傑作です。初めて読んだとき震えがし、すぐさまもう一度読みました。
そのおぞましい内容に、冷静な作家の目に、細かな絵に、そして訳者柴田元幸さんのすばらしさに驚愕したもので、
しばらくはartificial grape sodaという言葉が頭から離れませんでした。(読んでみてください)
この本はマイラ・ヒンドレーとイアン・ブレディー(うろ覚えだったらすみません)という二人が荒野の別荘に子供をたくみに誘いだし惨殺するという当時のイギリスを震撼させたムーア―ズ事件を元にして、ゴーリーが生涯書かざるを得なかったのはこの本だけとも
言っている非常に重要な本です。
「不幸な子供」
これも「おぞましい二人」と同じくらいタイトルもすごいが「不幸な子供」そうとしか言いようがない。
細やかな挿絵に、容赦しない不幸の連続、そしてさらなる不幸を盛ってくるゴーリーの奇人たるや感動的です。
「華々しき鼻血」
この3冊の中ではいちばんきれいな淡い桃色の表紙。中身は桃色を裏切るわけの分からない本です。
英語が分かったならもっとおもしろかったかもしれないが
「おぞましい二人」同様柴田元幸さんの訳がほんとうにすばらしい。日本語をよく知っていないと書けない訳に、
シュールを通り越して変すぎるゴーリーのユーモラスが和む大人の絵本です。
他にも本屋さん・図書館にもいっぱいあるので見てみてください。
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