2011/12/24

「あの日欲望の大地で」

シャーリーズ・セロン キム・ベイシンガー
ジェニファー・ローレンス(第65回ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞受賞)
脚本・「バベル」のギジェルモ・アリアガ(メキシコ)
シャーリーズ・セロンは悲しい過去があって愛情に問題を抱えた女性の役が多く、映画自体も暗ーく重ーい題材が多いので
あまり観る気にならないけどがんばって観た。
「あの日、欲望の大地で」とってもよかった。正解だったー。

冒頭で、メキシコの広野にぽつんと建つトレイラ—が燃えてしまう。
突然でなんのこっちゃか分からないが、父親と不倫相手の女がトレイラ—の中で燃えて死んだ、というところから物語が始まる。
で複数のばらばらの話が同時に進んでいき、それが徐々に繋がりをもっていく。

シャーリーズ・セロンは、レストランのマネージャーでぱっと見には成功していてこれだけの美貌のある女性なんだけれど、
一夜限りのセックスをしていたり、心の中は不安定で未熟な女性。
自分の母親が不倫してるのに気が付く少女をジェニファー・ローレンスって女優さんがやっていて、この人の表情がとてもいい。
「過去を清算する」じゃないけど、過去の気になっている出来事を自分なりに消化したり、それにうまく納得して生きていないと、
現在の生活も、思うようなものじゃなかったりするのだと思う。

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