華麗なるギャツビー
カメラの動きがファンタジーぽくて、CGが多いのが何とも妙な感じだったけど、結局何が見せたかったんだろうという感じの。リメイクの元のがおもしろいんかな。
ディカプリオは最高ですけどね。
トビー・マグワイア。この人の顔は若い頃のマイケル・J・フォックスも訪仏とさせる。
いまいちどうして彼がディカプリオ演じるギャツビーに、そこまでいれこんだのか分からないまま。
自分に興味のない男に「"Old Sport"(友よ)」と言われて。どうして信頼しうる?
映画というのは100%説明せず、画から想像させて、観客に自由に解釈させるのが上手な映画と思うが、
トビーがずっとナレーションしているので、見りゃ分かることも言ってしまうし、
紳士なギャツビーが、唯一怒るシーンもナレーションによってまったく迫力を失った。
女の子がかわいくないのがつらい。
1922年の古いアメリカの女性を再現したからなのか、(衣装、建物などなど全体通して再現した感じに見えない)
ヒロインのデイジーはブスである。
恋した男が戦争から帰ってこず待てずに他の男(しかも金持ち)と結婚し一児をもうけたが先の男と再会しふたたび恋におち…ただのアバズレである。
音楽はHIPHOPやElectro Swing、Popsみたいのを使って、どうも映像とあっていなく、もやもや。
金かかってんだろーけど見えないのはどうしてなんだろう。
洗練さやファッショナブルさ、艶やかさがなかったんだけど(ディカプリオの服とかトビー・マグワイアのセーターとかはかわいかった)この映画はコケてるんでしょうか?
よく分からないけれど、もっとセンセッショナルに、ファッショナブルに描けたはず。
ただ、雨が降った日、家じゅうを花で飾ったお茶会のシーンは好きだった。
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