バグダッド・カフェ
初めて観た。
いろのいい映画だった。
空、砂漠の色、肌の色。
日が満ちた空間と人の色がとても美しくて、乾いた砂漠をさらに乾かせる。
でもドイツ人の太っちょさんジャスミンのおかげで、そこに居る人たちの心が潤っていく。
「BAGDAD MOTEL」というところどころランプが点かない屋根の文字を後ろから写すとか、もうカメラが秀逸。
投げては一回りして返ってくるブーメランも。
掃除機のホースを首にかけたり。
ドイツ人のだいぶ太めの女性という異質な人物の登場が、
最初は濃くて飲めなかったコーヒーが飲めるようになるみたいに、自然と馴染んで家族になっていく。
最後はジャスミンが帰るところで終わってもよかった。
暑い日の朝にCalling Youを聴きながらブラックコーヒーが飲みたい。
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