2019/10/25

拘置所のベジタブルスープ

拘置所で面会したときに彼がお味噌汁の話をした。
何回か書こうとトライして失敗し今日まで時間が経ってしまったけど、忘れられないから書いておく。

留置場から拘置所に移って、食事がよくなることだけは私も嬉しかった。
彼が毎朝ベジタブルスープが出るんだ、と言った。
私はMiso Soupだね、と言った。
彼がお味噌汁を気に入ったのが私にはとても意外だった。
日本食がまるでだめな人が、お味噌汁なんてものすごく日本特有のものを食べられると思わなかった。
約2ヶ月に及ぶ勾留生活で、嫌でも適応しなければならないね。

食事は運ばれてくるときまだ温かいんだよ、とも言っていた。
受刑者の人たちが作ってくれているからね、と私。

ドイツ人は朝食をカルテスエセン(Kartesessen/冷たい食事)と言って、調理をしないですぐ食べられるもののみで済ませる。
パン、ジャム、ハム、チーズなど。(夜もときどきカルテスエセン)
ドイツは冬が長く寒さが厳しいのに真冬もカルテスエセンだと寒いんじゃないかという気がしている(ポタージュスープなんか飲むのかもしれないが)

お味噌汁は体を目覚めさせるのにいいんだよ、と言ったら、そう!って感じでにっこりしていた。
温かいお味噌汁を飲むと胃が目覚めてほっこりするのを彼も分かったのかな。

2019/10/05

お城とシャイファレ

ドイツの地名には○○ブルク、○○ベルク、○○バッハがいっぱい出てくる。
ローテンブルク、ハンブルク、ニュルンベルク、シュタインバッハ、シュワーバッハ…。

bergは山
brugは城
bachは入り江の意味だそう。

RBに乗ってニュルンベルク駅 Nunberg Hbfへ。
Hauptbahnhof略してHbfはCentral Station 中央駅。


ニュルンベルク城に登った。


城からの眺め。とても美しい。


城の前のレストランで、バイエルンの伝統料理を食べた。
Roshes KrustenSchäufele mit Katoffelkloß und Sauerkraut
骨付き豚ローストのクヌーデル、ザワークラウト添え

骨はすぐ外れ肉はとても柔らかい。脂身がついてるけどカリカリに焼いてあるので食べられる。
なるほど、ドイツ人にとってのじゃがいもは日本人にとっての米。

Schäufeleはシャベルのような豚の肩肉、というような意味らしい。
普通の豚ローストは
Schweinebratenという。

2019/10/04

2ヶ月間のヨーロッパ旅行へ

今年の夏2ヶ月間ドイツを中心にヨーロッパを旅行していた。
深夜便に乗りたいがためにソウル、ハノイと2つも経由した。

旅費
新千歳→ソウル→ハノイ→フランクフルト
計48740円

ソウル仙川空港の乗継カウンターのおねえさんの
”You must go to the Imigration!Hurry up!”が忘れられない。
本人よりもおねえさんの方が鬼気迫っているという。
それでもチマチョゴリを来た係員に頼んで入国審査の列に割り込み(ごめんなさい)出発ロビーで猛ダッシュした。
疲れからか頭がガンガンし、機内食もろくに食べられず7月4日の朝6時頃フランクフルト国際空港に無事に到着した。
今までのアジアへの旅と違って華のヨーロッパだし、彼の家族に会うので緊張していた。



フランクフルト国際空港は、ヨーロッパのハブ空港にしてはこじんまりとしていた。
(第2ターミナルだからか)
迎える人もまばらな到着ロビーを出ると彼に似た背格好のめがねの男性(たぶんドイツ人)がいて、一瞬迎えに来てくれたのかとびっくりした。
外へ出るとドイツ人CAさん2名がスーツケースを引っ張りながら煙草をスパスパ吸いながら歩いていた。
すでにカルチャーショックである。

東京のホステルで出会ったデンマークの人が、「ヨーロッパは日本みたいに安全じゃないよ」と言っていたのを今ここで思い出しきょどきょどするのはやめ、到着ロビーのいすにどっしりと腰をつけて、さてどうやってフランクフルト Frankfurtからニュルンベルク Nurmbergまで行くか考えた。

ドイツの列車(ドイチェ・バーン/Deutsch Bahn)通称DBデーベーは料金が高い。
数日前にオンラインやDBのアプリでSuperticketが発売されるのでそれを狙って買うのがよい。
が、飛行機が無事に着くんだか何時に着くんだか分からなかったため予約していなかった。
その日の午前の列車は日本円で7000円以上したため端から乗る気がない。私は貧乏バックパッカー。
目をつけておいたFLIXBUSをアプリから予約し、乗った。
(しかしこのバスがあちこち止まるために6時間くらいかかった。あーお尻が痛い)

フランクフルト空港→ニュルンベルク
4時間半
€13.99(およそ1600円)

ニュルンベルク Nurnberg Central Bus Terminalで今か今かと待つ彼。
バスを降りた私を見つけて駆け寄ってきた。
「2時間待ったよ」と。
んー。家で待ってて、と言えばよかったなぁ。

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今日から少しずつヨーロッパの旅のことを書きたいと思います。