何回か書こうとトライして失敗し今日まで時間が経ってしまったけど、忘れられないから書いておく。
留置場から拘置所に移って、食事がよくなることだけは私も嬉しかった。
彼が毎朝ベジタブルスープが出るんだ、と言った。
私はMiso Soupだね、と言った。
彼がお味噌汁を気に入ったのが私にはとても意外だった。
日本食がまるでだめな人が、お味噌汁なんてものすごく日本特有のものを食べられると思わなかった。
約2ヶ月に及ぶ勾留生活で、嫌でも適応しなければならないね。
食事は運ばれてくるときまだ温かいんだよ、とも言っていた。
受刑者の人たちが作ってくれているからね、と私。
ドイツ人は朝食をカルテスエセン(Kartesessen/冷たい食事)と言って、調理をしないですぐ食べられるもののみで済ませる。
パン、ジャム、ハム、チーズなど。(夜もときどきカルテスエセン)
ドイツは冬が長く寒さが厳しいのに真冬もカルテスエセンだと寒いんじゃないかという気がしている(ポタージュスープなんか飲むのかもしれないが)
お味噌汁は体を目覚めさせるのにいいんだよ、と言ったら、そう!って感じでにっこりしていた。
温かいお味噌汁を飲むと胃が目覚めてほっこりするのを彼も分かったのかな。