2019/02/03

「ロード・オブ・ウォー」



ホステルのNetflixで観ました。

銃の売買を仕事にしている男の物語(実話ベース)で、そういう人が、結果的に戦争を誘発しているのではないか、という内容でした。

ニコラス・ケイジの映画を初めて観たかもしれない。ウクライナ人の設定でしたが、なんだかウクライナ人ぽくないような(ウクライナ人がどんなかは知らない)思いっきりアメリカ人のような気もした。
けれども、画面がコロコロと場所と時が変わるので、旅行に行きたい気分にちょうどよかった。

この人、どうして結婚したのかな、と思う。抱えているさびしさ、生まれた瞬間から芽生えていたような心の中のぽっかりした穴を、綺麗なだけの女の人が埋めてくれるなんて、とうてい思ってなかったはずだし、銃とともにだけ生きる孤独で冷酷な人間に思えた。
家族を失っても全然懲りなくて、銃の仕事をやめません。

そして、タイトルのロードは road ではなくて、君主、王という意味の lord だそうで、戦争指導者という意味でした。
まさしく裏で誰が戦争をさせているのか、と考えると武器を売買させる商人ではないか、と問題提起されていました。この商人の得意顧客が、戦争をしかけたい国だし。

映画最後のメッセージは、
5 top countries providing guns are United States, England, France, Russia and China.
武器供給国の主要5ヶ国は、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国である。

これは私の英語ですが、本当はもっと難しい言い回しで、「最大の武器供給者である米英露仏中の5か国は、国連安保理の常任理事国でもある」と言っていました。

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