華麗なるギャツビー
カメラの動きがファンタジーぽくて、CGが多いのが何とも妙な感じだったけど、結局何が見せたかったんだろうという感じの。リメイクの元のがおもしろいんかな。
ディカプリオは最高ですけどね。
トビー・マグワイア。この人の顔は若い頃のマイケル・J・フォックスも訪仏とさせる。
いまいちどうして彼がディカプリオ演じるギャツビーに、そこまでいれこんだのか分からないまま。
自分に興味のない男に「"Old Sport"(友よ)」と言われて。どうして信頼しうる?
映画というのは100%説明せず、画から想像させて、観客に自由に解釈させるのが上手な映画と思うが、
トビーがずっとナレーションしているので、見りゃ分かることも言ってしまうし、
紳士なギャツビーが、唯一怒るシーンもナレーションによってまったく迫力を失った。
女の子がかわいくないのがつらい。
1922年の古いアメリカの女性を再現したからなのか、(衣装、建物などなど全体通して再現した感じに見えない)
ヒロインのデイジーはブスである。
恋した男が戦争から帰ってこず待てずに他の男(しかも金持ち)と結婚し一児をもうけたが先の男と再会しふたたび恋におち…ただのアバズレである。
音楽はHIPHOPやElectro Swing、Popsみたいのを使って、どうも映像とあっていなく、もやもや。
金かかってんだろーけど見えないのはどうしてなんだろう。
洗練さやファッショナブルさ、艶やかさがなかったんだけど(ディカプリオの服とかトビー・マグワイアのセーターとかはかわいかった)この映画はコケてるんでしょうか?
よく分からないけれど、もっとセンセッショナルに、ファッショナブルに描けたはず。
ただ、雨が降った日、家じゅうを花で飾ったお茶会のシーンは好きだった。
2014/11/27
「NINE」
NINE
シカゴやムーラン・ルージュに比べると軽い感じがしたけど、けっこうおもしろく観てしまった。
というのも私は枯れ専なのかもしれないからだが。
眠れない、脚本浮かばない、動悸がする、とげっそりした顔をした主人公の映画監督グイドが超キュートで、チューしたくなる。
これは枯れ専の女子にしか受けない映画ではないかと。
ダニエル・デイ=ルイス。かっこいいでしょ。
後退しかけた頭と、細いタイにすっかり自信を失った背中。女にだらしないのにけっこうマメで。
まあ情けない男なんだが。母がソフィア・ローレンであるばっかりに、女難の相が出ているのである。っていうのは冗談だけど
現実と幻想が溶け合い、グイドの少年時代が混じり合う。
女優さんが見たことある人ばかりでわりかし楽しめたが、ダンスシーンはちょっと物足りない。
今日不毛な日だったので、全体的に、疲れた夜にあまり頭使わなくて気晴らしに観るにはちょうどよかった。
シカゴやムーラン・ルージュに比べると軽い感じがしたけど、けっこうおもしろく観てしまった。
というのも私は枯れ専なのかもしれないからだが。
眠れない、脚本浮かばない、動悸がする、とげっそりした顔をした主人公の映画監督グイドが超キュートで、チューしたくなる。
これは枯れ専の女子にしか受けない映画ではないかと。
ダニエル・デイ=ルイス。かっこいいでしょ。
後退しかけた頭と、細いタイにすっかり自信を失った背中。女にだらしないのにけっこうマメで。
まあ情けない男なんだが。母がソフィア・ローレンであるばっかりに、女難の相が出ているのである。っていうのは冗談だけど
現実と幻想が溶け合い、グイドの少年時代が混じり合う。
女優さんが見たことある人ばかりでわりかし楽しめたが、ダンスシーンはちょっと物足りない。
今日不毛な日だったので、全体的に、疲れた夜にあまり頭使わなくて気晴らしに観るにはちょうどよかった。
2014/11/21
さつまいもで作る甘酒
初めてお米以外のもので甘酒を。
さつまいも 1本 皮をむいてふかす
麹 100g
温度がちょっと低いかなと思ったけど上手にできた。
ものすごく甘い。
お正月には、このまま栗きんとんにしようと思ったけど、どうかな、少し麹の香りが気になる。
次は小豆で挑戦だ。
2014/11/11
「さいごの色街 飛田」
さいごの色街 飛田
井上理津子
久しぶりに本を読んだ。ちょっと最後までは読めなかったのだけど…。
飛田とは、大阪にあるなにかと説明しにくい町。今でも撮影禁止。
飛田の店は、表向きは料亭を名乗って、二階へ上がればやることひとつ。
売春をよしとしている町である。
おもしろいのがその名目で、客は「料亭」でおねえさんと恋愛関係に陥ったから、二階へあがっていってセックスをするのだと。
飛田が他の町の繁華街とちがっているのはセックスに特化しているということ。
昭和中期にそんな不思議な町が存在していた。
本を書いたのが女性だったからおもしろく読めたかもしれない。男が書いたものだったならきっと嫌悪感を感じる部分もあったと思う。
飛田に年間何百日と通ってあるときからまったく行かなくなったという男性を取材した箇所で、
男性がいうには、
飛田には銭湯があり飛田に行く前男たちはそこで体を洗い、そして飛田から帰ってきた後も体を洗いにやってくるのだという。
「たくさんの男とヤッた女の子とヤッたわけだからきもちわるいやんか」
酷いこというなぁと思うと同時にそりゃ当たり前だとも思ったの。
きもちわるいと思いながらも、また通ってしまう飛田の魅力。男のサガ。ビジネスの神髄。
いろいろなきもちが混ざり合って、妙に印象に残った。
私はたぶん、飛田で働く女の子にシンパシーを感じてこの本を手に取ったのだと思う。
また機会があったら飛田について調べたいと思う。
井上理津子
久しぶりに本を読んだ。ちょっと最後までは読めなかったのだけど…。
飛田とは、大阪にあるなにかと説明しにくい町。今でも撮影禁止。
飛田の店は、表向きは料亭を名乗って、二階へ上がればやることひとつ。
売春をよしとしている町である。
おもしろいのがその名目で、客は「料亭」でおねえさんと恋愛関係に陥ったから、二階へあがっていってセックスをするのだと。
飛田が他の町の繁華街とちがっているのはセックスに特化しているということ。
昭和中期にそんな不思議な町が存在していた。
本を書いたのが女性だったからおもしろく読めたかもしれない。男が書いたものだったならきっと嫌悪感を感じる部分もあったと思う。
飛田に年間何百日と通ってあるときからまったく行かなくなったという男性を取材した箇所で、
男性がいうには、
飛田には銭湯があり飛田に行く前男たちはそこで体を洗い、そして飛田から帰ってきた後も体を洗いにやってくるのだという。
「たくさんの男とヤッた女の子とヤッたわけだからきもちわるいやんか」
酷いこというなぁと思うと同時にそりゃ当たり前だとも思ったの。
きもちわるいと思いながらも、また通ってしまう飛田の魅力。男のサガ。ビジネスの神髄。
いろいろなきもちが混ざり合って、妙に印象に残った。
私はたぶん、飛田で働く女の子にシンパシーを感じてこの本を手に取ったのだと思う。
また機会があったら飛田について調べたいと思う。