「オール・アバウト・マイ・マザー」。
ペドロ・アルモドバル監督の映画3本目!
1本目「
私が、生きる肌」。2本目「
トーク・トゥー・ハー」。
DVDのパッケージは黄色が効いてるけど映画の中身は赤と青のコントラストが効いてた。
部屋の壁が赤で下のベッドカバーが青だったり。そこに部屋に入ってきたお母さんが赤いTシャツにブルーのデニムだったり。空間に溶け込んで。なにこれ、狙ってるよね。って。
All about my Mother。
Motherの物語と思ったらいきなりオカマとか売女とか出てきてびっくり。
でも母と性とは切っても切り離せない物語。
オカマも母から生まれたし。父がオカマになることもある。
頼りがいがあって、ポジティブで、行動的で、知的で、誰よりも男前な母の姿に拍手!
印象的な台詞に、母がオカマの父を指して「男と女の悪い部分を両方持った人間よ」と。
うーん、すごいコトバだ。
監督はゲイなんね。
最後に「母になりたい人、男から女になりたい人、私の母へ捧ぐ」とメッセージ。
母、性、性転換、移植、意識、脳死、認知症…。そういったことへの関心が「トーク・トゥー・ハー」や「私が、生きる肌」へつながっているのかな。
ひっくるめるとそれは「自分らしく生きるとは」なのかもしれない。
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