「適切な距離」を観に行きました。
想像どおりの。とっってもよかったです。おすすめです。うー今年No.2かな。w
10年前の自分から届いた年賀状に触発され日記を書き始めた大学生の雄司。大学では演劇をしている。
いっしょに暮らす母親とはずいぶん前から会話がない。
ある日母の部屋で見つけた母の日記には、生まれなかった双子の弟礼司と幸せに暮らす嘘の日記が書かれていた。
新宿K's Cinemaで9月1日からレイトショーで2週間のみ上映されていて、監督の大江崇允さんが毎日来ていると。
監督が、「観た人からここは笑っていいシーンなのか?戸惑ったと聞いたんだけれども、爆笑するようなシーンはないけれど
ぷぷぷと感じるようなシーンはいっぱいちりばめてあるのでぷぷぷと思ったら素直にぷぷぷと笑ってほしい」と。
私も終始けっこーウケていた。
ひとつ屋根の下にいてコミュニケーションをとらない親子。
これはうちの父と私と同じ姿ですわ。
階段が象徴的で、雄司が上り下りする度どんどんどんどんどんと足音がする。
あの階段も実家のとそっくりですわ。(下の方3段だけ曲がってるとこも同じで。親父が上がってくる音が嫌でねー)
母子が嘘の日記を書き合ううちに、現実が、その虚構と、じわじわと交じり合っていく。
日記の中で、オカンは生まれなかった雄司の弟礼司と暮らしてる。
嘘の日記だからオカンは自分の都合のいいように書くわけだがその幸せだった礼司との生活もだんだんとそうではなくなっていく。
母と子は間接的にコミュニケーションを取り、気付けば、母と子が面と向かって話をするシーンはただのひとつもなかった。
適切な距離ってけっこう遠い。
適切で居心地のいい距離ってのはけっこう離れているのだと思う。
私がそう思うだけでなくみんなもそう思うのかな?っていうのがうれしい。
適切でお互いがうれしい距離には「ありがとう」がある。
帰り道で、この国のコミュニケーションは何だろうと感じていた。
電車の中や新宿駅やスクランブル交差点で人と肌を「触れ合わずに」歩くのは難しいのに、極力、人と「接さずに」買い物したり生活することはできるのが。
(通販とかセルフレジとか宅配とかあるし人とのやりとりにおいてもメールとかSNSとかあるし。私も日常生活のほとんどをネットを介して済ましている。さみしいよね…)
監督は関西の人で、役者さんもみんな関西。
もちを手で食べてる!とかお好み焼きは1枚をみんなで切って食べるんだ!とか細かいところで私は勝手に驚いていた…。
関西弁の台詞回しも絶妙で、主人公雄司役の俳優内村遥さんはすごいインパクトがある。
「俺の弟は肉の塊で…」も生で聞いてみたいけど最後空を見上げるシーンで賞取ったなって思う。けっこうきれいな顔してんねや。
あと帽子かぶった肉感的なカノジョ(?)すこぶるいい感じ。
適切な距離、というタイトルは、分かりにくいので変えようと思いませんでしたか?とお客さんから質問があり、監督大江さんはまったく思わなかった、とおっしゃって、
私も、これ以外にないよな、と思った。このタイトルに惹かれ予告を観てこれは絶対おもしろいと思ったので。
で海外向けのタイトルがまさかの"Nice to Meet You"で…大江さんも「ギャグかと思った」とはおっしゃっていて、でも最終的にこれに決まって、
私は何か他にないのか!?と正直思うんだけど、「おくりびと」もアメリカさ行ったら「Departures」だからもう腹くくるしかない。
噂のパンフ。タイトルが手書き。温かみがある。うん確かにこれはマジックだ。
想像どおりの。とっってもよかったです。おすすめです。うー今年No.2かな。w
10年前の自分から届いた年賀状に触発され日記を書き始めた大学生の雄司。大学では演劇をしている。
いっしょに暮らす母親とはずいぶん前から会話がない。
ある日母の部屋で見つけた母の日記には、生まれなかった双子の弟礼司と幸せに暮らす嘘の日記が書かれていた。
新宿K's Cinemaで9月1日からレイトショーで2週間のみ上映されていて、監督の大江崇允さんが毎日来ていると。
監督が、「観た人からここは笑っていいシーンなのか?戸惑ったと聞いたんだけれども、爆笑するようなシーンはないけれど
ぷぷぷと感じるようなシーンはいっぱいちりばめてあるのでぷぷぷと思ったら素直にぷぷぷと笑ってほしい」と。
私も終始けっこーウケていた。
ひとつ屋根の下にいてコミュニケーションをとらない親子。
これはうちの父と私と同じ姿ですわ。
階段が象徴的で、雄司が上り下りする度どんどんどんどんどんと足音がする。
あの階段も実家のとそっくりですわ。(下の方3段だけ曲がってるとこも同じで。親父が上がってくる音が嫌でねー)
母子が嘘の日記を書き合ううちに、現実が、その虚構と、じわじわと交じり合っていく。
日記の中で、オカンは生まれなかった雄司の弟礼司と暮らしてる。
嘘の日記だからオカンは自分の都合のいいように書くわけだがその幸せだった礼司との生活もだんだんとそうではなくなっていく。
母と子は間接的にコミュニケーションを取り、気付けば、母と子が面と向かって話をするシーンはただのひとつもなかった。
適切な距離ってけっこう遠い。
適切で居心地のいい距離ってのはけっこう離れているのだと思う。
私がそう思うだけでなくみんなもそう思うのかな?っていうのがうれしい。
適切でお互いがうれしい距離には「ありがとう」がある。
帰り道で、この国のコミュニケーションは何だろうと感じていた。
電車の中や新宿駅やスクランブル交差点で人と肌を「触れ合わずに」歩くのは難しいのに、極力、人と「接さずに」買い物したり生活することはできるのが。
(通販とかセルフレジとか宅配とかあるし人とのやりとりにおいてもメールとかSNSとかあるし。私も日常生活のほとんどをネットを介して済ましている。さみしいよね…)
監督は関西の人で、役者さんもみんな関西。
もちを手で食べてる!とかお好み焼きは1枚をみんなで切って食べるんだ!とか細かいところで私は勝手に驚いていた…。
関西弁の台詞回しも絶妙で、主人公雄司役の俳優内村遥さんはすごいインパクトがある。
「俺の弟は肉の塊で…」も生で聞いてみたいけど最後空を見上げるシーンで賞取ったなって思う。けっこうきれいな顔してんねや。
あと帽子かぶった肉感的なカノジョ(?)すこぶるいい感じ。
適切な距離、というタイトルは、分かりにくいので変えようと思いませんでしたか?とお客さんから質問があり、監督大江さんはまったく思わなかった、とおっしゃって、
私も、これ以外にないよな、と思った。このタイトルに惹かれ予告を観てこれは絶対おもしろいと思ったので。
で海外向けのタイトルがまさかの"Nice to Meet You"で…大江さんも「ギャグかと思った」とはおっしゃっていて、でも最終的にこれに決まって、
私は何か他にないのか!?と正直思うんだけど、「おくりびと」もアメリカさ行ったら「Departures」だからもう腹くくるしかない。
噂のパンフ。タイトルが手書き。温かみがある。うん確かにこれはマジックだ。
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