恋するリベラーチェ
DVDの予告はほとんど飛ばしてみるけど不意に見てたらこの映画の紹介があり、きらびやかでおもしろそうだった。
マイケル・ダグラスとマット・デイモンがゲイの役、一体なにと思い観た。
1970年代のアメリカでゲイはタブー。
普通の男女の恋愛と何も変わらないけど、男女のそれと同じようにただ幸せに結びつくことができないゲイの苦悩は、私は想像するだけで芯から理解することはできないだろう。
「世界中に恋されるリベラーチェ」という人物像は私には魅力的には写らなかったけど(本物のリベラーチェを知ってたら違ったかも)マイケル・ダグラスこんな役をやるのかよ、と思った。(同性愛者にいちばん嫌悪感を示す中年男世代だと思っていたから)
リーは自分を愛する以上にか人を愛すことができない、かわいそうな人かもしれない。
セックス依存症だと思う。スーパースターとしての表に出る自分と、表の人たちにはけっして見せることができないゲイでハゲで甘えん坊の自分とを保つのに、セックスは必要。愛する人とのセックスとちがうベクトルに伸びたもう少し刺激的なポルノを求めた。そのことで恋人を傷つけるより自分が愛おしいのはやっぱり愛してなくて恋するだけだから。
いっぽうで、献身的に尽くす運転手兼世話係兼恋人スコット。
哀しいかな、このひとはこんな特殊なスターに出会わずに普通にバイセクシャルとして他の人と出会い、獣医師になって幸せになれたのでは、と思ってしまうな。でもこの人と出会ってしまったのがこの人の人生。
マット・デイモンがとてもよかった。
もっともっさりしたは俳優さんだと思っていた。若くセクシーで、うーんやっぱリベラーチェにはもったいないよ…!一途に愛する、ふたりでジャグジーに入って喧嘩する。若い男に嫉妬するオンナの顔しているマット・デイモンはすごい。
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