2017/03/24

「ララランド」


そうだ、今日は水曜レディースデー。
何もかもつらくって薬を飲んで臥せっていた。鉛のような体起こして新宿バルト9のチケットをとり、10:50からの回へ。

切なくて、踊れないのに動き出したくなるような、色とりどりの世界だった。
着ているドレスなど原色が多く、ノスタルジックで、むかしの設定なのかなぁと思いきや舞台は現代。ハリウッドという映画の街ならではの作り物のファンタジーさ。夢を感じる。
私はクラシックピアノを習っていたけれど、興味がなかった。ジャズピアノなんて習っていたらもう少しまともなピアノ人生だったかもしれない。
ライアン・ゴズリング演じるセブはちょっと、社会人としては使いづらい奴。自分の理想的な職場、理想的なしごとができる、自分がいいと思って人々に提供することのできる音楽のできる場ってなかなかない。私も自分の仕事を追及していきたいから共感する。

冒頭のダンスが最高。狭い場所でくるくる踊るみんなの合間を縫ってカメラがドローンみたいに飛び回って。どうやって撮ったのかな?
ロサンゼルスの負の象徴、ハイウェイの長い渋滞があんなにきらびやかになるなんて。
音楽がすべてオリジナルで、知った曲はないんだけど(今までのミュージカル映画は往年の名曲が使われて、それだけでノレてヒットしたと思う。ムーラン・ルージュやシカゴ)
でもララランドはそれがナシ。映画館で見たから音がすごくて、これDVDじゃなくてほんとうによかった。
エマ・ストーン演じる女優になりたいミア。オーディションに失敗するシーンばかりで、稽古してるシーンや女優らしく演技してるシーンがなくてちょっと残念かな…。

最後のシーンも、楽しい中に切なさがあって涙しそうになったわ。(ミア、これまでとうってかわって黒いドレス着ている、高貴な色、それでいて悲しい色)

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