ファッションデザイナートム・フォードの映画監督デビュー作でとても素晴らしい映像美であると知り、観てみた。
ゲイの物語だった。
男と男の愛については
ペドロ・アルモドバルの「バッド・エデュケーション」でおなかいっぱいだったのにそれと知らず見てしまった!
不思議なカメラワークのシーンがあったり、空がスモッグで赤かったり、壁の顔の前のシーンなどペドロ・アルモドバルと似ている感じがした。
とても緻密に計算された撮り方でどこを切り取ってもポスターのようだった。
大学の若い生徒のセーターは美しく、主人公ジョージのネクタイ、スーツ、めがねも。
夜の海のきらめきが眩い。
無駄な台詞はなくて画だけで会話の内容を見せたりする。
非言語の言語が多くを語ることが改めてわかる。
主人公ジョージは16年間いっしょにいた恋人が事故死してから彼を忘れられず、自ら命を絶とうとする。元恋人チャーリーや勤務先の大学の男子生徒などと接し、死の準備へ向かううち何を得ただろうか。
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