2013/09/11

「八日目の蝉」

八日目の蝉 通常版 [DVD]

独身喪女30歳でも十分入り込むことのできる内容だったがヘビーだった。

子どもがいたり、結婚を考えていたりすればなお胸にくるものがあるのかもしれない。


小豆島で子どもとしあわせに暮らす女。
どうかふたりをこのまま暮らさせてあげて、と私でさえ思った。
だがその女は不倫相手の幼子を誘拐し、我が子として育てている誘拐犯。
この人はやはり異常なのだろうか?

こんなにまで母親の顔をしていて、
子どもはママを愛していて。

重くて前半は気乗りがしなかった。
こんな内容ながら、赤ちゃん・子ども達を使ってたいへんな撮影だっただろうなと思ったけれど
子ども達の演技力があり台詞が棒読みでなかったのがよかった。
永作博美、井上真央、小池栄子もすばらしかったのと
やっぱり映像のつなげ方がうまいと思った。
薫(井上真央)が小豆島の町並みの中で徐々に、私ここにいたことある…と思い出す辺りなど、
音声と画と光と影が…上手に作られていた。

私はこの人たちのように私の子どもに世界中のきれいなものを見せたい、と思える日が来るのだろうか。
いつかそんな母の感覚を感じられるんだろうか。

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