初診から三度目のあたりから主治医が「今まで躁うつって言われたことはない?」と言い始めた。
私はないですと答えた。いよいよ私に処方されているお薬が双極性障害のそれっぽくなってきた。
自分ではいわゆる躁うつ病の人のような躁のエピソードはないと感じている。けど先生が言うには私のここ10年くらいの出来事を聞いていると、「気分の浮き沈みがある」という。
私としては「浮き」はなくて「沈み」ばかりなのに、なぜ気分の波があるなんて言われるのか分からないし、なぜ抗うつ剤じゃなく気分安定剤を使うのか分からない。
躁うつ病の人は躁のときに病気だという自覚がないとか、家族はうつだったのが躁になったのを「元気になってよかった」と思ったりする、自分自身も躁でいてくれた方がいいと思ったりする、などと本に書いてあったけど、私がもし調子がよく暮らせていたと思っている過去の状態が躁状態であったとするなら、いったい私の病気じゃない部分ですこやかに暮らせていたときはいったいいつなのか、と思う。
だいたいずっとうつなのです。うつが長い。ときおりあった調子のいい時代(19歳の頃と26、27、28歳の頃)が躁だったと言うなら、私の普通の状態はどこなんだ、と思ってしまう。
私はないですと答えた。いよいよ私に処方されているお薬が双極性障害のそれっぽくなってきた。
自分ではいわゆる躁うつ病の人のような躁のエピソードはないと感じている。けど先生が言うには私のここ10年くらいの出来事を聞いていると、「気分の浮き沈みがある」という。
私としては「浮き」はなくて「沈み」ばかりなのに、なぜ気分の波があるなんて言われるのか分からないし、なぜ抗うつ剤じゃなく気分安定剤を使うのか分からない。
躁うつ病の人は躁のときに病気だという自覚がないとか、家族はうつだったのが躁になったのを「元気になってよかった」と思ったりする、自分自身も躁でいてくれた方がいいと思ったりする、などと本に書いてあったけど、私がもし調子がよく暮らせていたと思っている過去の状態が躁状態であったとするなら、いったい私の病気じゃない部分ですこやかに暮らせていたときはいったいいつなのか、と思う。
だいたいずっとうつなのです。うつが長い。ときおりあった調子のいい時代(19歳の頃と26、27、28歳の頃)が躁だったと言うなら、私の普通の状態はどこなんだ、と思ってしまう。
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