2013/01/18

二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密」

恋とセックスで幸せになる秘密
恋とセックスで幸せになる秘密

自己肯定と心の穴について書かれた本。
AV監督という男目線社会の極みにいる人が書いてるというのがおどろく。とてもためになる。

人は自分にそうするようにしか人から愛されない。
愛されてーーーーよーーーー、誰かこのろくでもない自分を愛してくれよーーーーーーと思って
男の人に料理を作ってあげる!フェラチオをしてあげる!なんならマッサージもしてあげる…!
とやってると自分を愛していない(自分を肯定していない)恋する女はだんだんと疲れてくるわけだね、うん。

自分のカラダを愛させるためのえさとして提供していないか?してるわ。めっちゃしてるわ。そうする以外に愛される方法を知らないから一生懸命やるんだけど全然愛されない、どころか恋愛は破たんする一方、自分は醜くなる一方。

それってなぜなの?泣 という理由がこの本に書かれている。

そうしてしまう自分の習性を心の穴として説明してる。
そうしてしまう自分が悪いのではなくて心の穴がそうさせてしまっている、と。
そして、私に恋して愛しはしない男の人にも心の穴が空いていた、と解釈する。

すべての人に心の穴があります。と言われるとほっとするね。
自己肯定できない私に育てた親を憎んでいたけど親にもそうせざるを得ない心の穴が空いていたと思えれば
親そのものは悪くないと思えるし、これ以上自己否定せずに済む。

自分を愛しもせず相手の心の穴にも触れようとせずさあ愛してよというのは傲慢だね。
ナルシシズムが強すぎると生きてくのつらい。ナルシシズムを中国語では自恋というらしい日本語だと自己愛だけど
自分に恋をしている状態ではまだまだ他人を愛することなどできない。自分を愛するのが先だね。

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