2019/06/06

「チェンナイ・エクスプレス」


歌とダンスのシーンを3~4回はさむとどうしても3時間はかかってしまう。そんなことはおかまいなし。
シャー・ルク・カーンは「菓子売りをしている平凡な男、しかも50歳」という役なのに
キレッキレッのダンスにとんでもない身体能力を持った優しく、強い、最強の男だ。
映画の中では最後まで
「菓子売りだし平凡だし」ということになっている、それがいい。
いつもバッグやリュックは軽そうだし、戦いのシーンでは必ず後ろにお供え物の屋台やアルミ缶や壷があるからひっくり返るのがお約束。
そして先が読めても、ついつい応援したくなるエンターテイメント映画。

主演女優さんディーピカー・パードゥコーン(覚えられない…)がめちゃくちゃかわいくてうっとり。
「オーム・シャンティ・オーム」でシャー・ルク・カーンと一緒に出ていてその時は若くてウブな感じだった。
カメラワークや風の使い方、愛の表現方法、カラフルな寺院、サリーの美しさ、風景の美しさも見れていい。
エンドロールで、「ラジニカーント」を讃える歌。
おお、ラジニカーント、インド映画界のスーパースター、神。
インド行ってみたいなぁ、でも怖いなー。

恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム
ムトゥ 踊るマハラジャ
きっと、うまくいく

2019/06/05

「きっと、うまくいく」


原題は3 iddiots。
10年以上前のインド映画だったんだ。
邦題、なんでアール・イズ・ウェル(All Izz well)にしなかったのか。
インド人はこれを見てゲラゲラ笑い、心の底から涙するんだと思う。
ちょっと下品なところがあるけど、いい映画。
最後は一緒になってランチョー!ランチョー!と言いたくなる。
「チャンチャルなんてへんな名前」という台詞が出てきて確かに変な名前だと思う、インド人にとっても変な名前なんだ。

最後に出てきた湖に行ってみたい。
ロケ地はカシミール地方のパンゴンツォというところだそう。

「ピエロがお前を嘲笑う」


難しかったけどドイツ映画なのでがんばって観た。
邦題はださい。
原題はWho Am I - Kein System ist sicher
タワーが出てくる、あれがベルリンなのね。
ハッカーの話だけど精神系で重苦しい気持ちになる。

2019/06/04

よく知らないソウル 三清洞

何かから(人生から)逃れるようにしてベトナム旅行へ行ったのに、そこからもまた逃げた旅行のことを書こう。
行ったのは昨年の春。
ベトナムへ行った人がみな口を揃えて、食べ物はおいしいし物価は安いと言うから期待していた。

ソウルを経由した。
大急ぎで雑に調べたソウル。
1泊した。
繁華街に興味がなかったから、三清洞(サムチョンドン)というところにだけ行ってみようと思った。
落ち着いた雰囲気、歴史感じる街並み、レトロ散歩、そんな言葉に誘われて。


ひとりで入るようなラーメン屋があっておいしそうだったので入った。
壁に向いたテーブルで若い人が真っ赤な土鍋ラーメンを食べていた。
壁のメニューに「基本ラーメン」と日本語で書かれていたのでそれにした。
おばちゃんに「卵いる?」というようなことを聞かれ、別にいらないけど、うん、と言った。基本ラーメンは煮えたぎっていて赤くないのに辛かった。
地元の人は黙って食べ、カードで支払っていた。
開け放したドアから風がそよいだ。
向かいのドーナツショップから「マシッソヨ~」という呼び込みの声が聴こえたから、思い立っておばちゃんに「マシッソヨ」と言って店を出た。




三清洞は坂だった。
ふもとはツーリストエリアなのに、上るにつれどんどん人がいなくなった。気持ちよかった。

「幸せのレシピ」


キャサリン・ゼタ=ジョーンズのラブコメ。
こういう軽いテイストのが見たくて。

仕事一筋の美人シェフ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズにおこがましくも、彼女に自分を重ねて観る。
彼女の相手、おおよそシェフらしくない髪の長い男はなんとなく「アナと雪の女王」のクリストフっぽい。王子様ではない普通っぽさと変人っぽさがいい。
2人ともシェフなので料理を作ったり食べたりするシーンが差し込まれてちょっとえろい。