http://kingsspeech.gaga.ne.jp/
「英国王のスピーチ」。
幼少からかんしゃく持ち・吃音症で悩んでいたと言われるジョージ6世(現エリザベス女王の父)の物語。
オーストラリア人の言語聴覚士ライオネル・ローグの治療を受けながら(ときにぶつかり合い)吃音と自分自身とに向き合い、
国王として国民に自分の"voice"を伝えようとする姿は、王様と言えどもひとりの人間の苦悩が見えた。
二人の友情と信頼の物語。
ユーモアがあり、とても感動的だった。
2012/03/16
2012/02/25
「やわらかい手」
感想書くの忘れてた。
マリアンヌ・フェイスフル「やわらかい手」
孫の手術費用を捻出するために風俗店で働き始めたおばあちゃんの話。
風俗といっても手でするだけだからしかも穴から差し込まれるの。
初めはうぇ〜こんな事できないと思ってるんだけどだんだんこつをつかんでマリーナ・パーム(お店の名前)には行列ができるの。
息子に、「これ手術費用、使って」と稼いだお金を渡すんだけど、息子はあやしむ。
息子の嫁さんがいいやつなんだよ…!あと店のオーナーがいい人!
すごく心がほわあ〜とする家族愛の映画で今年観た中では文句なしNo.1。
今年はまだ始まったばかりだけどね。この映画以上に私がいいと思う映画を今年観れるか分からない、そのくらいよかった。
マリアンヌ・フェイスフル、表情がすごくかわいいおばちゃんで、(太ってるけど)
調べてみたら若い頃めちゃかわいい。ミック・ジャガーの恋人。ミック・ジャガーくらい私でも知っている。
いろいろあってあんな風になって、でも中年でこの映画に主演できてそしてあんなにかわいいおばあちゃんになれて、よかったね…!
2012/01/29
「100,000年後の安全」
観ました。
原発依存の日本人は絶対に観るべきです。
フィンランドのオンカロの放射性廃棄物の永久処理場のドキュメンタリー。
私は放射性廃棄物って何なのかも分かっていませんでした。(最終処理されてご都合よく消えてなくなる訳ではない)
私の考えうるはるか先、奥深くまで、議論がなされていた。
放射性廃棄物をどう処理するか。
その方法は、放っておいてもよい方法でなければならない、だとか。
なぜなら、監視が必要な廃棄施設は
今後10年100年1000年100,000年後に、飢饉や戦争や災害が起こった場合、地上がどうなっているか分からないから保障がない。
氷河期が来るかもしれない。だから、安全な地層深くに埋めるのです。
マトリョーシカのように厳重に封をされた放射性廃棄物が生物に完全に無害になるまで最低でも100,000年。
100,000年後のみんなに、どうやってその存在をその危険性を、伝えるか、というのが課題。
好奇心に乗じて掘り起こしてしまったらどうか?
「危険です。入らないでください」という標識をして果たしてそれが理解できるか?読めるか?
そもそも言語が違うかもしれないし。
その存在さえも忘れ去られるように伝えていくか?どうやって?
というような内容でした。
私たちはなんて身勝手なんだろうと思う。作るだけ作ってあとは知らん顔。
今から100,000年前と言えば、ネアンデルタール人が狩りをしていた頃。
100,000年後の人とどうやってコミュニケーションを取るか、過去を振り返り生かせるのならば、と考えてみるんです。
過去から学ぶ事はできるから、未来の事は未知数だけれど、今できる事があるならばそれに真剣に取り組むのが必要で
未来の子孫のために責任を取る事は当たり前なんですよね。
この映画に出てくる人たちはみな責任を取ろうとしている。モラルがあります。
「最後に未来のみんなにメッセージを」と言われて、女性が
「私たちの生きる現代よりもよりよい文明を作ってください」というような発言をしたときに
私は涙が出そうになりました。
フィンランドのオンカロの放射性廃棄物の永久処理場のドキュメンタリー。
私は放射性廃棄物って何なのかも分かっていませんでした。(最終処理されてご都合よく消えてなくなる訳ではない)
私の考えうるはるか先、奥深くまで、議論がなされていた。
放射性廃棄物をどう処理するか。
その方法は、放っておいてもよい方法でなければならない、だとか。
なぜなら、監視が必要な廃棄施設は
今後10年100年1000年100,000年後に、飢饉や戦争や災害が起こった場合、地上がどうなっているか分からないから保障がない。
氷河期が来るかもしれない。だから、安全な地層深くに埋めるのです。
マトリョーシカのように厳重に封をされた放射性廃棄物が生物に完全に無害になるまで最低でも100,000年。
100,000年後のみんなに、どうやってその存在をその危険性を、伝えるか、というのが課題。
好奇心に乗じて掘り起こしてしまったらどうか?
「危険です。入らないでください」という標識をして果たしてそれが理解できるか?読めるか?
そもそも言語が違うかもしれないし。
その存在さえも忘れ去られるように伝えていくか?どうやって?
というような内容でした。
私たちはなんて身勝手なんだろうと思う。作るだけ作ってあとは知らん顔。
今から100,000年前と言えば、ネアンデルタール人が狩りをしていた頃。
100,000年後の人とどうやってコミュニケーションを取るか、過去を振り返り生かせるのならば、と考えてみるんです。
過去から学ぶ事はできるから、未来の事は未知数だけれど、今できる事があるならばそれに真剣に取り組むのが必要で
未来の子孫のために責任を取る事は当たり前なんですよね。
この映画に出てくる人たちはみな責任を取ろうとしている。モラルがあります。
「最後に未来のみんなにメッセージを」と言われて、女性が
「私たちの生きる現代よりもよりよい文明を作ってください」というような発言をしたときに
私は涙が出そうになりました。
2012/01/26
「おくりびと」
出演:本木雅弘 広末涼子 余貴美子 吉行和子 笹野高史
観てよかったなぁ。
ふぐの白子を食べながら、社長の山崎努が「これだってご遺体だよ」と言う。
社長の部屋には、あふれんばかりの緑の植物があって、あぶったふぐの白子を美味そうにすする。
タコ、鶏、ふぐの白子なんかが出てくるんだけど、人間が食べる姿は生きる姿。
生きる、そして食べる、どうせ食べるなら美味い方がいい、と言って食べる。
「美味いっすね」「あぁ、困った事に」
とても大切な、ものすごい台詞が出てくる。
犠牲にされた命を食べて、故人の旅立ちを精一杯の思いやりで送り出す。それが人間の大事な仕事。
納棺士を始めた主人公は、この仕事を打ち明けられず妻に汚らわしい、触らないで、と言われてしまう。
「あの人みたいに償いながら生きるのか?」とも言われてしまう。
償うためにその仕事をしている訳ではない。この仕事が何かを償わなければいけないような人がするものでもない。
職業差別や偏見も描かれている。
納棺の儀を行う納棺士の姿をみて、遺族は、「ありがとう、あいつは今までで一番綺麗でした」と言うんです。
誰のために、納棺をやるのか。
故人を想い、残された人間が生きていけるために、そして自分のためにやるのか。
父方祖父は92歳で亡くなった。
満州やマカオにいた、郵便職員をしていた、老人会の会長もしていた、
私が留学していた頃に、
「もえが敵国米国に行くというのはなんとも不思議な気持ちだ Grandfather」と手紙をくれた。
そんなおじいちゃんの最期は、可哀想だったと言えます。
とても質素だった。お金はあったのに、送る人間が盛大にしようと思わなかったんです。
割と派手なおじいちゃんからしたら不本意だったと思う。おじいちゃんは偏屈だった。
火葬されたおじいちゃんの遺骨は、頭がい骨がそのままの形で出てきた。石頭なのか、硬かったんでしょう。
それを観て葬儀場の人はこれほどきれいに残るのは立派だと思います、と言ったから私は救われた。
私がおじいちゃんにしてあげた事はほとんど何もありません。
おくりびとはアカデミー賞でも外国語映画賞を受賞した。海外の人からしたら「納棺」という未知な題材はおもしろいと思う。
私は19歳くらいの頃留学生のクラスで、"Dead body of my grandfather"というエッセイを書いた。
母方の祖父は67歳で亡くなり、7歳だった私が人の死に触れたのはそれが初めてで、その事をエッセイにしたものだったのですが
先生はとても興味を持って私のエッセイを添削してくれた。
火葬場で骨を拾うところも細かく書いた。先生のお父さんも火葬だったらしいが骨とかはそのような儀式はないよね。
じいちゃんはインスリンを長らく飲んでいて、骨まで薄ピンク色になっていた。それがとても美しく見えた、
私が初めて触れた人の死はそんなものでした。
観てよかったなぁ。
ふぐの白子を食べながら、社長の山崎努が「これだってご遺体だよ」と言う。
社長の部屋には、あふれんばかりの緑の植物があって、あぶったふぐの白子を美味そうにすする。
タコ、鶏、ふぐの白子なんかが出てくるんだけど、人間が食べる姿は生きる姿。
生きる、そして食べる、どうせ食べるなら美味い方がいい、と言って食べる。
「美味いっすね」「あぁ、困った事に」
とても大切な、ものすごい台詞が出てくる。
犠牲にされた命を食べて、故人の旅立ちを精一杯の思いやりで送り出す。それが人間の大事な仕事。
納棺士を始めた主人公は、この仕事を打ち明けられず妻に汚らわしい、触らないで、と言われてしまう。
「あの人みたいに償いながら生きるのか?」とも言われてしまう。
償うためにその仕事をしている訳ではない。この仕事が何かを償わなければいけないような人がするものでもない。
職業差別や偏見も描かれている。
納棺の儀を行う納棺士の姿をみて、遺族は、「ありがとう、あいつは今までで一番綺麗でした」と言うんです。
誰のために、納棺をやるのか。
故人を想い、残された人間が生きていけるために、そして自分のためにやるのか。
父方祖父は92歳で亡くなった。
満州やマカオにいた、郵便職員をしていた、老人会の会長もしていた、
私が留学していた頃に、
「もえが敵国米国に行くというのはなんとも不思議な気持ちだ Grandfather」と手紙をくれた。
そんなおじいちゃんの最期は、可哀想だったと言えます。
とても質素だった。お金はあったのに、送る人間が盛大にしようと思わなかったんです。
割と派手なおじいちゃんからしたら不本意だったと思う。おじいちゃんは偏屈だった。
火葬されたおじいちゃんの遺骨は、頭がい骨がそのままの形で出てきた。石頭なのか、硬かったんでしょう。
それを観て葬儀場の人はこれほどきれいに残るのは立派だと思います、と言ったから私は救われた。
私がおじいちゃんにしてあげた事はほとんど何もありません。
おくりびとはアカデミー賞でも外国語映画賞を受賞した。海外の人からしたら「納棺」という未知な題材はおもしろいと思う。
私は19歳くらいの頃留学生のクラスで、"Dead body of my grandfather"というエッセイを書いた。
母方の祖父は67歳で亡くなり、7歳だった私が人の死に触れたのはそれが初めてで、その事をエッセイにしたものだったのですが
先生はとても興味を持って私のエッセイを添削してくれた。
火葬場で骨を拾うところも細かく書いた。先生のお父さんも火葬だったらしいが骨とかはそのような儀式はないよね。
じいちゃんはインスリンを長らく飲んでいて、骨まで薄ピンク色になっていた。それがとても美しく見えた、
私が初めて触れた人の死はそんなものでした。
2012/01/08
「情婦」
2011年の最後に観たのは
マレーネ・ディートリッヒの裁判ものの映画。
アメリカは陪審員制。
弁護士ものの映画としては当時革新的だったのだろう、
犯人を言葉巧みに追い詰める!弁護士のしゃべりっぷり、
すべての裁判映画はここから生まれた
現代っ子からしたら真新しいものは特にない、
一場面始まるとなかなか切り替わらないのが今にはない感じ、
弁護士のおっちゃんの部屋ずーっと→殺された裕福なおばさんのこと(回想)しばらく→マレーネ・ディートリッヒのパブ(回想)しばらく→裁判ずーっと
っていう感じで。
::
2011年観た映画は25本。
そのうち映画館は5本。
邦画9本。米国以外の洋画5本。
何度か見ているのが3本。
それ以外で最後まで見なかったのが1本。
今年も20〜30本くらい観ようー。観れるかな?
しかしだいたいひとりで見ているのでさびしい…!
マレーネ・ディートリッヒの裁判ものの映画。
アメリカは陪審員制。
弁護士ものの映画としては当時革新的だったのだろう、
犯人を言葉巧みに追い詰める!弁護士のしゃべりっぷり、
すべての裁判映画はここから生まれた
現代っ子からしたら真新しいものは特にない、
一場面始まるとなかなか切り替わらないのが今にはない感じ、
弁護士のおっちゃんの部屋ずーっと→殺された裕福なおばさんのこと(回想)しばらく→マレーネ・ディートリッヒのパブ(回想)しばらく→裁判ずーっと
っていう感じで。
::
2011年観た映画は25本。
そのうち映画館は5本。
邦画9本。米国以外の洋画5本。
何度か見ているのが3本。
それ以外で最後まで見なかったのが1本。
今年も20〜30本くらい観ようー。観れるかな?
しかしだいたいひとりで見ているのでさびしい…!
2011/12/25
「お熱いのがお好き」
私はトニー・カーティスもジャック・レモンも知らない。
最初、どっちの人と恋するのかな?と思ってた。
マリリン・モンローは、かなり太い。。
セクシーさとイノセントが同居している人と言われているけど大人になっても幼い顔つきをしているのは
精神的に未熟だから?
あんな小さなヒールに足を突っ込んで、リフレしたらたぶんかかとがかなり硬い、相当痛がると思う。
そのせいで冷え、子宮の不調、腰痛もあると思う。
コメディなのでドタバタ走り回っている。
セリフがおもしろく、大富豪のじじいがいい味を出している。
当初、カラー映画の予定だったらしいが男の女装(ジャック・レモンはずーっと女装しています)があるので白黒で…
白黒でよかった!
最初、どっちの人と恋するのかな?と思ってた。
マリリン・モンローは、かなり太い。。
セクシーさとイノセントが同居している人と言われているけど大人になっても幼い顔つきをしているのは
精神的に未熟だから?
あんな小さなヒールに足を突っ込んで、リフレしたらたぶんかかとがかなり硬い、相当痛がると思う。
そのせいで冷え、子宮の不調、腰痛もあると思う。
コメディなのでドタバタ走り回っている。
セリフがおもしろく、大富豪のじじいがいい味を出している。
当初、カラー映画の予定だったらしいが男の女装(ジャック・レモンはずーっと女装しています)があるので白黒で…
白黒でよかった!
2011/12/24
「あの日欲望の大地で」
シャーリーズ・セロン キム・ベイシンガー
ジェニファー・ローレンス(第65回ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞受賞)
脚本・「バベル」のギジェルモ・アリアガ(メキシコ)
シャーリーズ・セロンは悲しい過去があって愛情に問題を抱えた女性の役が多く、映画自体も暗ーく重ーい題材が多いので
あまり観る気にならないけどがんばって観た。
「あの日、欲望の大地で」とってもよかった。正解だったー。
冒頭で、メキシコの広野にぽつんと建つトレイラ—が燃えてしまう。
突然でなんのこっちゃか分からないが、父親と不倫相手の女がトレイラ—の中で燃えて死んだ、というところから物語が始まる。
で複数のばらばらの話が同時に進んでいき、それが徐々に繋がりをもっていく。
シャーリーズ・セロンは、レストランのマネージャーでぱっと見には成功していてこれだけの美貌のある女性なんだけれど、
一夜限りのセックスをしていたり、心の中は不安定で未熟な女性。
自分の母親が不倫してるのに気が付く少女をジェニファー・ローレンスって女優さんがやっていて、この人の表情がとてもいい。
「過去を清算する」じゃないけど、過去の気になっている出来事を自分なりに消化したり、それにうまく納得して生きていないと、
現在の生活も、思うようなものじゃなかったりするのだと思う。
ジェニファー・ローレンス(第65回ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞受賞)
脚本・「バベル」のギジェルモ・アリアガ(メキシコ)
シャーリーズ・セロンは悲しい過去があって愛情に問題を抱えた女性の役が多く、映画自体も暗ーく重ーい題材が多いので
あまり観る気にならないけどがんばって観た。
「あの日、欲望の大地で」とってもよかった。正解だったー。
冒頭で、メキシコの広野にぽつんと建つトレイラ—が燃えてしまう。
突然でなんのこっちゃか分からないが、父親と不倫相手の女がトレイラ—の中で燃えて死んだ、というところから物語が始まる。
で複数のばらばらの話が同時に進んでいき、それが徐々に繋がりをもっていく。
シャーリーズ・セロンは、レストランのマネージャーでぱっと見には成功していてこれだけの美貌のある女性なんだけれど、
一夜限りのセックスをしていたり、心の中は不安定で未熟な女性。
自分の母親が不倫してるのに気が付く少女をジェニファー・ローレンスって女優さんがやっていて、この人の表情がとてもいい。
「過去を清算する」じゃないけど、過去の気になっている出来事を自分なりに消化したり、それにうまく納得して生きていないと、
現在の生活も、思うようなものじゃなかったりするのだと思う。
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