2019/12/18

タイ人両替商「じっさいやすい!いちまんえんならね」

書くと言って書かないBlog。
トビリシの続き書かないでタイにいきます。

タイでローカルバスに乗るなどしていた。
財布の中見たら、60THBしかなく、そろそろ両替しとこう、と思った。
レートがいい両替所を見つけ
千円札1枚ぴらりん、と出すと、
タイ人の両替商のおじさんが日本語で「じっさいやすい!いちまんえんならね!」と言った。
最初聞き取れず。なんでレートの金額じゃないのお?と言ったら、
もう一度、じっさいやすい!と。

おじさん、1万円札ならレートの表示通りの金額で両替するけど千円ぽっちかい、と言いたいんだろうな。
千円札一枚両替するバカが一体どこに。
両替所に持ってきうる最低の金額。
本当おじさんが正しい。

2019/12/05

ヨーロッパ旅行でシニア割引

たまには少し役に立つことを書く。
ヨーロッパの美術館でけっこうシニア割引があり、母が恩恵を受けていました。
美術館に行ったらシニア割引の有無をたずねましょう。


【チェコ/プラハのメトロ&バス】
駅のインフォメーションセンターで顔写真1枚とパスポート、20CZK(チェココルナ)でPID PASSの手続きができる。
(20CZKは100円くらい)
PID PASSで60~64歳は半額、65~69歳は無料などの割引を受けられる。
1日乗車券は通常料金110CZなのです。
旅行には2~3枚適当な証明写真があるといい。
知らない上に写真もないので普通に買ってたよ…。


イタリア/ヴェネツィアの美術館
Peggy Guggenheim Collection ペギー・グッゲンハイム・コレクション
(※Google Mapに飛びます)
親切にも我々にシニア割引の存在を教えてくれた美術館。
大人€15/シニア€13


【ドュカーレ宮殿】
以降、割引ありますか?と聞く。
大人€25/シニア€13
よっ、太っ腹。

中。どーん。
世界で一番大きい油絵があって、どれだ?どれだ?と言ってるうちに首を痛める。


ポーランド/クラクフ旧市街の博物館
Museum of Pharmacy
Muzeum Farmacji Collegium Medicum Uniwersytetu Jagiellońskiego
大人14PLN/シニア8PLN



急いでいたからあまり見れなかったけどおもしろい博物館だった。

以上物価の高いヨーロッパでちょっとうれしくなる技でした。

また明日からジョージアの旅を書くよー。

コーカサスの国ジョージアのトビリシで職質された話


打ち捨てられた車、陥没した道路、空き家。
見たことのないほど巨木に育ったプラタナス。
のら犬が車道でクラクションを鳴らされている。
夏場日陰を作ってくれていたのであろう、ぶどうの木々も枯れ、落葉がいっそう物がなしさを感じさせる。


物価が安く、ビザなしで最長一年間も滞在できるジョージア。
確かに物価、とくに食料品、野菜、乳製品、ハム類、ワインは安い。交通費も安い。宿泊費も安い。
地下鉄は旧ソ連時代に建設されたようで深く、長く速いエスカレーターが印象的だ。


地下鉄の中でたまらない気分になるのは、物乞いの人が、大声で募金をつのること。
大声なのは、車体が線路をこする音で、キーキーキーと爆音が響くから。
演説の内容を聞いて小銭を取り出す人もいるがほとんどの人は無視する。
私も宙を眺めて知らん顔をする。
小さい女の子なんかは、ひとりひとりの目の前まで行って、募金箱を差し出す。立ち止まられた女性は、慌てて財布を出すなどしていた。

なんか、憂うつだなと思いながら、道を歩いていたら、警察官に声を掛けられた。
駅前で漢字を書いてあげていた日本人の若者二人組を見た以外、アジア人どころか旅人さえまったく見かけない。
アジア人は目立つのだ。
自分が目立つ、という経験を私はほとんどしたことがない。

警察官2人が、道端で私をつかまえ「パスポート見せてください」と言ったので
私、たぶん気が強いんでしょう、とっさに、「警察証を見せてください」と言ってしまった。
警察官の一人が顔写真の入った警察証を見せてくれ、彼らはたしかに本物の警察官のようだった。
誰が外国の街角で警察と話したい!?
私はすごくどきどきして、パスポートを見せた。
ところがどっこい、ページをいくらめくってもジョージアのスタンプがない。
空港の入管を通った直後にスタンプが押されたことは確認したので、ないわけはないのだけど、気が動転して、ジョージアのスタンプが出てこない。
警察官がもういいよ、っていう感じで”Ok.Good luck.”と言ったので、私はグマドロ(ありがとう)、と言ってその場を離れた。

あとでパスポートを見てみたら、ジョージアのスタンプはいちばん後ろにあった。

教訓。
もし、外国で旅行中警察官に声をかけられたら、警察証の提示を求め、本物の警察官か確認する。
ニセ警官、ニセモノの警察証の場合もあるでしょうから、十分に注意する。
そして、パスポートの提示を求められたら、すぐにスタンプの場所を出せるようにしておく。
以上です。

2019/12/04

ソ連ぽさって何かも分からないまま、ソ連ぽさを感じたい

ドバイからの空の旅。
上空からの眺めは今まで見たことのないような乾いた大地と山々でした。
無事暗くなる前にジョージアの首都空港、トビリシ空港に到着。
以前が~ばるちょば(声を発しないパントマイムの2人組)の舞台を見に行ったのだけど、ガーマルチョバはジョージア語でこんにちは、です。

しわしわの1ドル紙幣2枚を空港で両替し、そのお金でメトロマニ(ジョージア版Suica)を買った。タクシーの運ちゃんの勧誘を軽く交わして市バスに乗った。
バスの車窓からの景色はやっぱり乾いた大地。
バス、メトロの料金は一律一回0.5GEL(ジョージアンラリ)でおおよそ18円。
一番初めの地下鉄駅Sumagori駅でバスを降りた。


Sumagori駅の地下は秘密の地下牢のようになっており靴とか服(主に古着)を売っていた。

あまりカメラ向けるのもあれかなと思って写真がブレてます。ジョージア人はもぐらかってくらい地下が充実していた。


中心部の地下街。ピアスの店、ハンドバッグの店、スマホ関係の店、下着の店...。


地下街への入り口。
道が大きすぎると、必ず地下道がある。


魔界へ(いや地下鉄へ)吸い込まれる瞬間。

旧ソ連の支配下にあった国に来るの、初めてなのでどきどき。
ソ連ぽさって何かも分からないまま、ソ連ぽさを感じたい。

トビリシの道は壊れ、陥没、隆起。家は崩れ、朽ち果て、車は投げ捨てられ、死骸と化していた。
ワイン発祥の地でキリスト教が国教。
暴落しているジョージアンラリ。


咳をしてもひとりのエアビ。
孤独に暮らしたトビリシ滞在1週間をきょうから書きます。
見てね。