2017/06/26

チェンマイ旧市街の外でピン川周辺を散策する


至れり尽くせりのゲストハウス(兼ホテル)で朝ごはんも込みだよ。朝ごはんは4種類から選べる、パンを食べている人が多かったよ。こういう普通の朝ごはんとインスタントコーヒーもおいしく感じる。
スクランブルか目玉焼きかも選べるよ。安いのに本当に至れり尽くせりだよ。


壁にいたかたつむり。


ブルー使いがうまい。「安いし立地がいいしプールまであって最高のホテルだぜ!ヒャハー!」みたいな外人のtripadvisorレビュー参考にして本当よかったよ。


ワロロット市場のカオスの中からは掘り出し物を見つけられなかったため、ハイソな雑貨店Sop Moei Artsに来てみたよ。価格はいきなり跳ね上がるが、日本と比べるとこんなすてきなものがこんな安く手に入るの、って感じだと思う。でも何も買わなかった。


また近くの雑貨店Woo Cafe&Art Gallery
写真撮っていいよー言われたから撮ったよ。チェンマイの旧市街ともニマンヒミン通りともナイトバザールとも雰囲気がちがって、この辺はまた一味違う散策ができる感じだったよ。


チェンマイ庶民の台所サンパコーイ市場


Talat San Pa Khoi / Thongkham Market
ピン川の向こう側、サンパコーイ市場の辺りもよかった。
揚げたワンタン入りの豚肉の汁麺。
こういうの見つけて食べるのが趣味。


きれいによそってある。


市場は、こじんまりとして、ワロロット市場よりこぎれいだから、こっちのが好きかな。




市場の中に祭壇。この辺漢字が多かった。


おじさんはバナナを焼いているよ。

ニマンヒミンの発音は適当

ニマンヒミンの辺りは近い将来スラムと化しそうだ。
中国人観光客がいなくなったら、危うい気配がする。
現に、少し離れた場所は空き店舗が目立つし、長くもたなそうなお店が多い気がした。
価格帯も、えって思うくらい高い。何しろ、チェンマイの代官山やら原宿やですから。


原宿を意識した写真。


すてきな門のある家。

セントラルで休んだ。歩く元気がなくなって、だべりんぐしてたソンテウのおっさんに声をかけたら、150Bといわれ、私はむかっと来て何も言わずに立ち去った。

旅がほぼトラブルなしで進むのは、移動しないから?
マレーシアではお金が足りない、近くに両替所がない、ラマダンで水一杯買えない、巡回バスに終点まで行かれて迷子になる、4階建てゲストハウスにまさかの宿泊客私ひとり(これはタイ)など、トラブルだらけでしたが、チェンマイでは何も怖いことなく過ごせています。


Jok Sompetのおかゆ。

エネルギーの奪われ方

街スパでないマッサージに行こうと思いつき、寺院の中で受けるタイマッサージがターペ通りにあったと思い出し、行く。
喘息なのか、吸入しているでぶのタイ人おじさんがヒーヒー言っている。寺院2階の道場のような部屋に7~8枚の布団が並んでいた。
風が吹き抜け、扇風機が回る。開け放たれた窓から車の通る音が聞こえ、途中からトークセンをやる人が来て、コンコンコンコン鳴り始めた。
おねえさんは破壊的でした。
以上。

抜け殻になってとぼとぼ歩いた。
なんでこんなに疲れてるんだろう。
破壊マッサージのせいだけではないはず。同室の旅行者はさびしがりやの中国人と、今着いたばかりでアグレッシブなオランダ人。英語を聞き取ろうと耳がだんぼになった。エネルギーを奪われた。

個室に移るという中国人の子が、「濡れている水着を干しているのであとで取りに行っていい?」
なもん、一瞬袋に入れて持っていけばいいだろうが、とは思いましたが、ノックしてくれーということに。

行こう行こうと思ってついに立ち入った、アヌサーンマーケット&ナイトバザール。
やる気がない。盛り上がってない。まあたらしいものがなんにもない。
幼子を抱いたお母さんが路上に座っていたりして、ちょっとね…。立ち止まる外人のおじさん…。

2017/06/24

路上マッサージと色とりどりのかっぱ

旧市街の中心で行われるサンデーナイトマーケットに行くことにする。



なかなかよさげでテンションup。
すぐに、「路上フットマッサージ」なるものに遭遇して、この中に混ざりたい!と思った。


体か足のマッサージ30分 80B/60分 150Bと破格で、ずらっとイス(一応リクライニング)が並べられている。
呼び込みのおじさんは熱心に外人に声をかけているが、そんなに英語もしゃべれないようだ。
30分のフットマッサージをおねがいした。
やっている人たちはみな目がうつろで、やられている人もうつろ。
へたくそだったので、早く終わって私にやらせてくれ!と思い、ずっとうずうずしていた。
だんだん暗くなってきて、そうでなかったら、私だったらもっとじょうずにやるのに、と後ろ髪引かれながら、路上マッサージを後にし、ちょっと露天を見ているうち、猛烈な雨が降ってきた。
夕方に宿を出てきたために、もう日傘を持ってきていない。吉祥寺で買った帽子も形が崩れそう。
露天商たちは、慣れた様子でビニールをし始め、商品が濡れないようにしている。
どこからともなく、かっぱ売りの人たちが現れ、外人たちがみな色とりどりのかっぱになっていく。いろんな体型、いろんな国から来た、色とりどりのかっぱたちが雨の中を右往左往していておもしろい。
なぜか私の頭の中で、矢代亜紀があめあめ降れ降れもっと降れと歌い始めた。
いや、早く止んでくれ…。

露天のビニールの下を度々くぐりながら、雨の中足早にターペ門の方まで進むことにする。
夜遅くまでここにいるのはいやだった。ひとりだし。
ずぶ濡れになっちゃうから全然進めない。ちょうど立ち止まったところに、タイパンツが売っていた。こういうクラシックなタイパンツはなかなかなかったの。ゆっくりと物色し、2枚購入した。2枚で130B。

雨だと三輪車のトゥクトゥクは滑りやすく、雨も吹き込んでくる。それでもゲストハウスのまん前までつけてくれるから、早くなんとしても私を宿へ連れ帰ってほしい気分だった。
みんなわらわらと帰ろうとしえいる。歩道に寄ろうとするトゥクトゥクに近寄って、ゲストハウスの住所を見せた。あーあそこね、っておっちゃんはすぐに分かってくれた。
「150Bだけどいい?」
「(いくらでもいいから)OK!」
降りしきる雨の中、おっちゃんはゲストハウスまで飛ばしてくれた。うむ。長年乗りこなしている人にこんなこというのは失礼なんだろうけど、気をつけて!と言っちゃう。
てかてか光る雨の夜道。
ゲストハウスに無事到着し、100B紙幣を2枚出した。
おっちゃんが「ごめん、おつり45Bしかない!」と言った。
いいよ、というとおっちゃんがありがとう、と言って手を合わせた。

日本でも雨が降ると駅にタクシーが集まって、人の長い列ができる。
おっちゃんも、雨が降ると帰る足がほしい外国人がマーケットに集中するから、拾いにいくんだ。ちょっと高くても乗ってくから、観光客と運転手はお互い持ちつ持たれつだと思った。

中国人の男「これでよろしく頼むね、お金ならあるから」

外を散策していると雨がだばだば降ってきた。ターペ通りまで言ってソンテウを拾って家路に着こうか、と思っても、悲惨な雨で、軒先で雨宿りをしようとしたら日本語が聞こえてきた。
「いつ止むかわからないよねー」
雨が降れば雨宿りをして時間をつぶす。雨が上がるまで待つ。それが雨季。
日本人のおじさんふたり(リタイア後のロングステイ組なのだろうか?)どんな暮らしをしているのだろう。

私は、外国人にはタイ人と思われ、タイ人にはニーハオと言われ、白人男は私を見ない。(私は空気ですか、ここにいるよー)
そういう中で、私は何にも縛られず、自由を感じることができる。

ちょっと止んだか?いや変わってないな、いいや行こう!
日傘を雨傘代わりにして(兼用じゃないです)歩き出したら、ソンテウにプップされて拾われた。乗った瞬間、よりいっそう激しくなった。
ナイトバザール付近の高級なホテルの辺りでチャイニーズ夫婦が乗ってきた。
ソンテウに乗り込むだけなのにそのやかましさ。私にまでめくばせするホテルマン。

中国男の紙幣の握らせ方がすごい。
普通に渡せばいいのに、くしゃっと丸めて、手の中に握らす。
ホテルマンに100Bくしゅっ、運転手に100Bくしゅっとさせ、一瞬で降りていった。
私はきみたちよりもっと遠くまで行くけど50Bしか支払っていないよ…。
「これでよろしく頼むね、お金ならあるから」って言っているみたいだよ。

チェンマイには中国人観光客が多い。
マレーシアのマラッカにもけっこういたと思うがあちらの方が年齢層が高かったかもしれない。
チェンマイを旅行する若い中国人女はだいたいめがねをかけている。
コンタクトを推奨したい。
外へ出れば湿度でメイクなど即刻落ちますが、女ひとりバックパッカーの私でも、ちゃんとお化粧をして、少ない手持ちの服からコーディネイトしてアクセサリーをつけて外出するようにしています。


実際はどぶ川に見えるピン川。ちょっときれいに撮れてしまった。

「500Bもないんですか?セブンイレブンのATMで下ろせるよ」

次のゲストハウスはピン川の向こうです。
トゥクトゥクのおっちゃんは120Bと言った。
100!Please!と言ったら、んー、OKってなった。

トゥクトゥクは前からも左右からも風がすごく入ってくる。カーブのとき振り落とされそうになる。チェンマイにはバイクタクシーはないようだ。(ノーヘルでおっちゃんの尻を感じながら二人乗りする…)トゥクトゥクは、ハットヤイやサムイ島で乗ったバイクタクシーと同じくらいスリルがある。東南アジアで生きているぞ、という感じがする。

次のゲストハウスはプール、朝食付き。だけれども女6人のドミトリー。
私はいつもちょっとずつ両替をしているのでお金が足りなくなることが多い。近代的なゲストハウスはデポジットをけっこう普通に取るところが多い。トータル1100Bほどしか支払わないのにキーデポジットが500B必要だそうだ。
取られると私の手持ちがなくなってしまうーーー。

時は日曜日。両替所は閉まっているか、早じまいだよ(便利な日本に暮らしているとそういうことがつい分からなくなる)

フロントのおねえさん「500Bもないんですか?セブンイレブンにATMがあるのでそこで下ろせるよ」と言う。
もってるから下ろしたくないの。
「私にはYENがあります!」声高々に宣言。
「そしたら、キーデポジットだけYENで支払っていいよ。YENの場合はんーと、1600円いります」
はい、2千円YENを預ける。いとはずかし。
いつもお金が足りなくなって困ります。また私は困るでしょう。


Glur Chiang Mai

鳥肌のハーバルコンプレス


Coffee in Narrow Guesthouse

3泊したゲストハウスをチェックアウトして、別のゲストハウスに移る日。
バックパックが重くなってきて、チェックインまで少し時間があるのでどうしようかと思った。

セントラル(ショッピングモール)内のスーパーで妹から頼まれたキャンディーを買う。
I'm looking for the candy like this.と言って店員さんに画像を見せた。

白地にブルーの文字のみの、なんとなく昭和っぽいレトロなデザインで、清潔そうなキャンディーの袋。
国王が国民の牛乳不足を心配して、作ったミルクキャンディーらしい。
5袋入りの小袋を2つで、300B。
タイマッサージ1hよりも高いんですけど…この国の物価は一体どうなっているんだ。


旧市街の真ん中の通りにあるKhunka Massage
かわいいエントランス。
Herbal Compress(ハーバルボール)1h 400Bを受けた。
かなり手馴れたおばさんで、すぐにハハーンこの人腰がウィークポイントね、とすぐに分かったようで、好き勝手に調理された。

ハーブボールをぐいぐいあてられると熱いが、エアコンが効いていて寒い。
いいんだかわるいんだかね、と思いながら出る頃には鳥肌が立っていて、肌が冷たくなっていた。
水分を取っているけどちょっと熱中症気味でもあって、頭が痛かった。
こんなに水をがぶがぶ飲んでも、おしっこに行きたくならないんだもんなー。
今日は移動日。疲れたくない。


気合を入れてほんの数メートル歩き、オープンエアーのレストランで食事をした。
タイ人の女の人が赤ちゃんをあやしながら店を切り盛りしている。女の人はよく働くなぁ。
グリーンカレー(辛さ控えめ)とポーピアトッ(揚げ春巻き)を頼んだ。
たぶん、タイ人からしたらこんなんグリーンカレーじゃないわいくらいの辛さだったと思う。ちょうどよくて食べられた。にんじんが飾り切りされていたり、野菜がたっぷり入っておいしい。
グリーンカレー70B、春巻きも70B

チェックインが2時なのでそれまでここにいよう。
冷たいコーヒーを注文して、メモをしたりして、のんびりすごしていた。

Maps.meというアプリがWi-FiがなくてもGPSで居場所が分かり、すごく使える。
道端でスマホを取り出しても、みんなそうだから、危なくもない。
Wi-Fiはホテル、カフェ、レストランで自由に使えるから困ることもない。


ねこちゃんと象。


ソンテウは通りの名前や行きたい場所の名前を言って、その辺でおろしてもらうけど、トゥクトゥクはドアの前まで行ってくれる。バックパックと、前に背負ったリュックが重いので、トゥクトゥクに乗ろうと決めていた。通りの向こうに、トゥクトゥクのおっちゃんが休んでいたのが見えたのであの人に連れてってもらおうと思った。

店の人が私のバックパックを見て、「これから飛行機?もう帰るの?」と聞いてきた。
旧市街に泊まっていたんだけど、違う宿に移るの、と言ったけど、伝わったかな。
中国人はやっぱりマナーが悪く、レストランでもコンセントを見つけて無断で充電している。
タイ人は日本人にはやさしくしてくれている。
私は100%「ニーハオ」と言われているけど。
日本人と思しきバックパッカーもまったく見かけない。

そこで暮らす人々の日常の風景

無計画旅行なので、エリアごとにかたまって見たりしない。
ソンテウは安いので、自由気ままにあちこち行きたくなっても全然平気。
次第に乗りこなせるようになり、また市場のいろいろな匂いがし、うす暗く、庶民のいる雰囲気に立ち入ったりした。



そこで普通に暮らす人々を見るのが好き。

::

旅も3日目になると、堂々と歩けていたせいか、道を聞かれるようになっていた。
英語圏ではなさそうな50代くらいの夫婦が、「ソーリー、今ここはどこかしら?」
赤いソンテウに乗ればターペ門に行けるというと、「ターペーゲート!」と言ってソンテウの方へ駆け出して行った。どこでも女性は強いと思う。


何かひとつでも寺院の中に入るかなと思い、Wat Phra Singh(ワットプラシン)に入った。参拝料、20B。
たまたまショートパンツで来てしまい、ズボンを借りた。


入ったところで、何をしたらいいか分からない…。
床に額をこすりつけんばかりに祈る人がいた。
お供えの旗が扇風機の風にはためいていた。


外から見たWat Phra Singh
寺院の前ではトゥクトゥクやソンテウの運ちゃんが客待ちをしている。

Green Bamboo Massage@チェンマイ旧市街

tripadvisorの自動翻訳レビューは、ちょっぴり意味不明。
「私は最高のマッサージ体験しました!」
「ここは非常に、深刻です!」(たぶん、ヘビーなマッサージってこと?)
行きやすい場所で、見た目すてきっぽくて、普通の料金のとこ…と、外人のレビュー信じていざ、Green Bamboo Massageへ。

歩く度マッサージ屋に当たるけど、どこへ行ったらいいのか。それほど違いがないように思えてねぇ。

グリーンバンブーのタイマッサージは 1h 250B。
店名のとおり、竹をふんだんに使って、東南アジアらしい店内。
どこがつらいですか?のカルテもあり。
足を洗ってもらって、お水飲んで、トイレ行ってー。

部屋はカーテンで仕切られ、エアコンの風の吹き出し口にいちばん近いとこに通されかけた。えーと思って、こっちいい?と隣へ。
ウールみたいな分厚い毛布をかけてくれたから全然さむくなかった。
やる方はエアコンないと暑くて死ぬし受けてる方は寝ているから寒いジレンマ。

男の子のマッサージ師さんで、指の加減はそんなに熟練していない感じだったけど、すごーくリズムがゆっくりで思いやりにあふれていた。脳みそがほぐれたよ。

ベッドの上で行うタイマッサージだったので、どうやってやるのか。
ベッドでやると足を踏ん張れるので力が調節しやすそう。
自分の疲れやすさも軽減できそう。
手をつく場所が少ないので、お客さんの体に不用意に触れないように気を遣う部分はありそうだと思った。
とにかく、すっごくよくて、気分爽快だった。


初めてのミャンマー料理

3日目。
旧市街を出てチェンマイの代官山や原宿やと呼ばれるニマンヒミン通りに行こうと思い、ソンテウを捕まえた。手を水平に上げるらしい。
赤いソンテウは普通の距離なら最低運賃20B~。それ以上は運転手に30Bとか40Bとか言われる。
ソンテウは乗り合いタクシーだから、すでに乗っている人と同じ方向ならOK、違うなら断られる。カラで走っているソンテウも多いから誰も乗ってないとガソリン代かかるだろうなぁー。歩いていると、けっこう、プップと鳴らされる。

女性の運転手さんだった。開け放たれた窓から、外をのぞく。
風が通り抜け、気持ちがいい。

チェンマイの代官山…。ほんとに代官山なら興味ないけど行くべし。

チェンマイはミャンマーとの国境にも近く、ミャンマー料理があるらしく、食べてみたかった。これを逃すとミャンマー料理にお目にかかれる機会は早々ないと思った。英語の看板がなくて迷っていたら、
「あれ、何て書いてあるのかしら」
とUSAから来たというアジア顔の女性に声をかけられた。
この人に話しかけられた辺りから、私は妙に元気になってきていた。

「あなたタイ人じゃないの」
タイ語のなるとみたいなくるくる文字を私は読めない。
その人も読めない。
その人は元はミャンマー系らしく、ミャンマー料理を食べたいなら、ティーリーフサラダが最高よ、と教えてくれた。そう、それを食べようと思っていた。
食堂に入った。

氷の入ったグラスを持ってこられたから、ドリンク注文必須なのかと思って、何があるのー?とメニューをめくりかけたら、水のためのグラスだった。(日本と同じで水出てきたのに驚く日本人)

氷はミネラルウォーターから作っていないと思い、氷入りの飲み物はおなかがゆるくなる(経験談)。
ティーリーフサラダと鶏と豆のカレーを注文した。


お茶の出がらしみたいなくしゃくしゃした葉っぱが柔らかく、美味。
トマトやナッツと和えてあり、食感がいろいろでおいしい。生野菜が好きです。
カレーは、鶏肉が食べやすいようにほぐしてあった。おいしーい。

へたれ旅行者

2日目。

旧市街にはわざわざ行こうと思わなくてもおちこちにキンキラキンの寺院がいっぱいある。


昼はワロロット市場のあたりでしょぼいカオマンガイ(40B)を食べて夜はチェンマイ名物のカオソーイを食べた。
カレースープのきし麺。一口目、おいしい!と思ったけど、けっこうくどい。揚げた麺も入ってパリパリしているぞ。

日本を発った日から便秘しているのが気になる。
暑さと湿度に慣れていないのと、他の旅行者のように行動的にならなきゃいけない気がしてくたびれかけていた。(だらだらしたい)
すでに一日で2万7千歩も歩いて(iPhone本当か)足指に水ぶくれができかけているのも気になる。へたれ。





ターペー門 ThaPhae Gate

ターペ通りソイ1

翌朝、案の定眠れなくて、夜明け前に目が覚めた。ときどき天井から「キキキ…」って聴こえるのはとかげ?
部屋にとかげがいるのはバリ島ではいいお部屋の証って言っていた。
うとうとして、明るくなってきたら、隣の駐車場でペットボトルをベコベコする人の音で再び、目が覚めた。

タイにもいろはすがある。500ml7B(約30円)でいきなり物価が1/3だ…。

地元の人が朝ごはんを買いそうなチェンマイゲート市場 Talat Chiang Mai Gate まで10分くらい歩いて、汁麺(センレック・ナーム)を食べた。こういう味がほっとする。
魚の練り物とレバー、煮込んだ骨付き肉、ねぎが入っていた。

::

妹が約10年前タイのチェンマイ大学に留学していた。今日はそのときお世話になっていた雑貨&タイマッサージのサーラーチェンマイ Sala Chiangmaiへ行く。
日本人の旦那さんが経営している。

ターペ通りにある。
ソンテウの乗り方が分からず、歩いているうちに着いてしまった。
汗で背中がべちょべちょだ。

タイマッサージ1h(200B)を受けた。とってもすてきなお部屋でセンスがあってきもちよすぎた。勉強したいから手技を見たいと思うとrelaxできないので早々に完全なお客さんになっていた。
やさしい旦那さんのサーラーさんとお話させてもらったけどこのときは着いたばかりでまだ不安な旅をしていた。



ワロロット市場のあたり Talat Warorot

「俺のペソと交換してくれないか」

タイの古都チェンマイへ旅立つ日、早朝6時台の中央線は比較的空いていた。
7時台だったらバックパック背負ってはた迷惑だし、押しつぶされてた。

格安航空券を買ったばかりに、バンコク・ドンムアン空港では自力で乗り継ぎをしなければならない。
2~3時間後のフライトでは万一間に合わないかもしれないという噂を聞き、ドンムアン⇒チェンマイ間の国内線は5時間後の便にした。

スクートというシンガポールのLCCの機体は、どこかから買い取ったのか古めかしく、掃除が行き届いていなかった。床にケチャップ、あちこちに傷。誰かが覗き込んだ窓には皮脂がべったりと…。

飛行機の中で寒い思いをするのがいやなので、フリースとタイツを着ていた。(月曜日に大急ぎでユニクロのオンラインショップで購入したフリースは発つ日の前日、水曜日の夜にしっかり届いた。ユニクロさまさま)

昼のドンムアン空港での入国審査は70分くらい時間がかかった。不思議な口ぶりのタイフリーク風の日本人男性ふたり(ちびとでぶ)の前に並んでおり、ずっと二人のコントを聞いていたのでまったく退屈しなかった。チビが親分でがたいのいいほうが子分。チビの方は聞けば何でも答えてくれそうだった。
「おい、いくらもってきた?」
がたいのいい子分は、すでに30000THB(約10万円)を両替して持ってきたという。非常にできた人だ。律儀だ。
親分が「おー、すげーな。俺のペソとも交換してくれないかなあ」などと言い、「ムリっすよ…」と小さな声でがたい苦笑い。


チェンマイ旧市街のゲストハウスに到着したのは、20時半頃、(時差マイナス2時間だから)出発してから17時間が経っていた。
「意外と早かったねえ。お金明日の朝でいいよ。ここがお部屋。ベッドだけ、シンプルでしょ」
とオーナーでかわいいおねえさん(子どもがいる)が案内してくれた。

緑に囲まれたシングルルームはエアコンなし、バスルーム付き。
湿度の高いチェンマイで、いつでもシャワーが浴びれれば十分だった。
きょうはもうシャワーを浴びて寝よう。移動、移動でくたびれたよ。

2017/06/08

秋田児童連続殺害事件

昨夜TVで秋田児童連続殺害事件の特集をやっていた。
殺害された男の子の名前は当時TVで頻繁に聞いた、特徴のある名前だったから覚えているせいもある。

今回、そのお父さんが、口元から上だけ写さず、登場していた。
お父さんの口から語られることば(それでも断片的で、編集されていたので、テレビ局が意図的に、誇張したり、削除した部分もあったろうと思うが)に耳を傾けた。
殺害された男の子と、お父さんの口元が、そっくりで泣けた。

「怒りという感情を私は好きではないので」というお父さんが、いっそう菩薩のように淡々として穏やかな口調で語るのはこの11年間で身に着けた術だろうと思った。

幼い子ども二人の命を奪ったにもかかわらず、犯人は無期懲役であり、2017年現在まだ生きていることに司法はどうなってんだと言わざるを得ない。

犯人畠山鈴香が悲惨な子ども時代、青春時代をすごしたことが度々語られるが、それと殺人を犯した事実はまったく関係がない。
人間としての愛らしさのまったくない人間に育ったこの女は、頭が悪く、精神が未熟なまま年だけ取ったと感じた。人と親密さを覚えることなく、母になった女。この人は特殊だと思いたい。
こんな人が日本にいると思う、すんでのところで殺人者にならずに済んでいる人が。