2014/12/25

「ゴーン・ガール」

クリスマスはうちでDVDでも観ようと昨夜TSUTAYAに行ったら混んでいた。
そうだ、ゴーン・ガールを観に行こう、と棚にDVDを戻して帰った。
翌日、キャラメルポップコーンの匂いのするシアターへ。

シアターの誰もが今日がクリスマスだということを一瞬で忘れる内容だった。

うん、おもしろかった。最高。

人の印象、って分からない。
メディアの操作によって人の印象って変わりうる。
意図的に演出することもできるし(意図的に演出していると気づかれない)、一瞬の隙をつかれて悪い印象が拡散することも。
監督はデヴィッド・フィンチャー。
「ソーシャルネットワーク」は観てないけど「ゴーン・ガール」はSNSの危うさとそれに躍らされる人々をも嘲う内容になっている。
妻の失踪を発端に始まったちょっとうまくいってないカップルの物語がサイコスリラーに発展する。
妻、双子の妹、警官の女性、女性キャスター。
頭がキレる女性がたくさん出てくる。そのわりに、男ってのはぼーっとしてるものだ。
セクシーな服の女性にはころっと騙される。

ベン・アフレックを久しぶりに見た。太っているのかな?ナイスキャラクターでアメリカ人男性ならだれもが自分と彼を重ねられるんじゃないか。
妻=ゴーン・ガールの女優さん。
予告の作り方が非常にうまい。この彼女にあまり注目いかないようになっている。
年の瀬にクールな映画を観れてよかった。

2014/12/11

「ある朝スウプは」

TSUTAYAで何の気なしに見ていたら目にとまった。
ある朝スウプは

2004年ぴあフィルムフェスティバルグランプリを受賞。

電車で発作を起こしパニック障害と診断されてから家にいる男。
病院の薬を飲むよりもやがて新興宗教に頼り始めた。
同居する彼女もまた次の仕事がなかなか決まらず不安と焦りをかかえながら男を支えようとする。


とりたててなんてことのない食卓の風景、なにげない会話、笑顔が、あんなにも大切だった。
ことに気付く。
トイレのシーンが印象的だった。
「世界はいま…自分の中にカルマがたまってる、浄化したい」と言って一歩も下がらない男に
「世界とか大きすぎるのよ。具体的に言って。あなたはどうしたいの!」

彼女は変わってしまった男とただいっしょにいたくて、いっしょにいたいという。
いっしょにいたいと思ったからいっしょにいてきた、いまもいっしょにいる、
そのことがそんなにつらくむずかしくなってしまうってこと、どんな他人同士にもあるんだろう。でもなぜなんだろう。修復できるの…?

この映画の製作年(2004年)もう10年も前なんだね。
震災後に撮った映画みたい。
世の中は何も変わってないよ。みんな心のよりどころをさがしてる。
最後の食卓の風景。彼女の顔に光がさしているのは明るい意味なんだろう。

2014/12/10

甘酒のホットケーキ


見づらい画像ですがホットケーキをおやつに持参しました。

卵、砂糖なし
ホットケーキミックスはけっこう甘いからなぁ。
はちみつ、メープルシロップなしでも甘酒のおかげで十分甘い。
甘酒は煮物やお菓子作りにも重宝する。

他材料はお水か豆乳、ヨーグルト。
ふわふわしてる。思えばこんなにうまくホットケーキを焼けたことはないかもしれない。
プルーンかバナナを混ぜ込むのがブーム。

「軽蔑」

軽蔑 [DVD]
軽蔑 [DVD]

監督ジャン=リュック・ゴダールとブリジット・バルドーの映画。

「軽蔑」という感情がテーマ。
ややこしいすれちがい…。ことばのゆきちがい…。
ちょっとなんだか今日は集中できず流し観する形になって深く理解できなかったかもしれない。

ブリジット・バルドーのお尻はきれいね。
そして、青いいす、赤いソファ、赤いバスタオル、白いバスタオル、黄色いバスローブがvivid。
バルドーのブロンド。黒いウィッグ。

カリブ島の青い海と空と照りつける太陽とこんがり焼けた地面を感じることができる。
アメリカ人の男が最高に嫌な風に描かれている。アメリカへの軽蔑をも感じる映画。
音楽がいい。

2014/12/03

ドライフルーツの水煮


Simple Life Journalさんをまねて、ドライフルーツの水煮を作った。

まず材料集め。
ドライいちじく(だいすき)
プルーン
くるみ
アーモンド

好きなものを集めた。

香辛料は
シナモンスティック
カルダモン

適当な大きさに切り、鍋でふつふつと煮ていただく。
ナッツは煮ても香ばしく、ドライフルーツの酸味と甘みが煮汁までおいしくしてる♡
苦手なオートミールもこれに加えたらおいしく食べられそう。
キヌアも加えていいかも。

「クレイジーホース・パリ」

クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち
クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち 【通常版】 [DVD]

部屋で観るときは夜に。
真っ暗にして観るのが正解。

昼間っから観てしまった。アウ―。

大画面で観たい映画かも。

クレイジー・ホース。フランスのShow Bar。
女性のボディラインの美しさに、見とれる。
ドキュメンタリーながら、ショーのシーンが流れ、疲れず飽きずに楽しめる。

スキンヘッドの芸術監督の男がいいこと言うんだ。
容姿の良しあしは関係ない。
むしろ自分に自信を持っている子はステージで映えない。
若いときは誰でも美しいもの。
コンプレックスをもっていても懸命に努力する子が輝くことができるし、人々を魅せることができる。
そんな女性を称賛したい。
彼女たちへの称賛は地球上の愛をもってしても足りない。
と。

よくしゃべる監督と、スキンヘッドの彼も男だけれど、女性の美しさへの賛美や尊敬がこのショーを作り上げている。
男は女から生まれてきたことをなぜか感じたな。

自らの仕事に妥協したくなく、主張するフランス人たちのしごとぶり。強烈だよね。

ショーでは体にいろんな形の照明があたって、というのが多いんだけど、
実物をみたらどんなに綺麗だろう。
ロープに宙づりになってソロで踊る女性はかっこよかった。

2014/11/27

「華麗なるギャツビー」

華麗なるギャツビー
華麗なるギャツビー [DVD]

カメラの動きがファンタジーぽくて、CGが多いのが何とも妙な感じだったけど、結局何が見せたかったんだろうという感じの。リメイクの元のがおもしろいんかな。
ディカプリオは最高ですけどね。

トビー・マグワイア。この人の顔は若い頃のマイケル・J・フォックスも訪仏とさせる。

いまいちどうして彼がディカプリオ演じるギャツビーに、そこまでいれこんだのか分からないまま。
自分に興味のない男に「"Old Sport"(友よ)」と言われて。どうして信頼しうる?


映画というのは100%説明せず、画から想像させて、観客に自由に解釈させるのが上手な映画と思うが、
トビーがずっとナレーションしているので、見りゃ分かることも言ってしまうし、
紳士なギャツビーが、唯一怒るシーンもナレーションによってまったく迫力を失った。


女の子がかわいくないのがつらい。
1922年の古いアメリカの女性を再現したからなのか、(衣装、建物などなど全体通して再現した感じに見えない)
ヒロインのデイジーはブスである。
恋した男が戦争から帰ってこず待てずに他の男(しかも金持ち)と結婚し一児をもうけたが先の男と再会しふたたび恋におち…ただのアバズレである。

音楽はHIPHOPやElectro Swing、Popsみたいのを使って、どうも映像とあっていなく、もやもや。

金かかってんだろーけど見えないのはどうしてなんだろう。
洗練さやファッショナブルさ、艶やかさがなかったんだけど(ディカプリオの服とかトビー・マグワイアのセーターとかはかわいかった)この映画はコケてるんでしょうか?
よく分からないけれど、もっとセンセッショナルに、ファッショナブルに描けたはず。

ただ、雨が降った日、家じゅうを花で飾ったお茶会のシーンは好きだった。

「NINE」

NINE
NINE [DVD]

シカゴやムーラン・ルージュに比べると軽い感じがしたけど、けっこうおもしろく観てしまった。

というのも私は枯れ専なのかもしれないからだが。
眠れない、脚本浮かばない、動悸がする、とげっそりした顔をした主人公の映画監督グイドが超キュートで、チューしたくなる。
これは枯れ専の女子にしか受けない映画ではないかと。
ダニエル・デイ=ルイス。かっこいいでしょ。
後退しかけた頭と、細いタイにすっかり自信を失った背中。女にだらしないのにけっこうマメで。
まあ情けない男なんだが。母がソフィア・ローレンであるばっかりに、女難の相が出ているのである。っていうのは冗談だけど
現実と幻想が溶け合い、グイドの少年時代が混じり合う。
女優さんが見たことある人ばかりでわりかし楽しめたが、ダンスシーンはちょっと物足りない。
今日不毛な日だったので、全体的に、疲れた夜にあまり頭使わなくて気晴らしに観るにはちょうどよかった。

2014/11/21

さつまいもで作る甘酒


初めてお米以外のもので甘酒を。

さつまいも 1本 皮をむいてふかす
麹 100g

温度がちょっと低いかなと思ったけど上手にできた。
ものすごく甘い。
お正月には、このまま栗きんとんにしようと思ったけど、どうかな、少し麹の香りが気になる。
次は小豆で挑戦だ。

2014/11/11

「さいごの色街 飛田」

さいごの色街 飛田
井上理津子
さいごの色街 飛田

久しぶりに本を読んだ。ちょっと最後までは読めなかったのだけど…。

飛田とは、大阪にあるなにかと説明しにくい町。今でも撮影禁止。
飛田の店は、表向きは料亭を名乗って、二階へ上がればやることひとつ。
売春をよしとしている町である。
おもしろいのがその名目で、客は「料亭」でおねえさんと恋愛関係に陥ったから、二階へあがっていってセックスをするのだと。

飛田が他の町の繁華街とちがっているのはセックスに特化しているということ。
昭和中期にそんな不思議な町が存在していた。

本を書いたのが女性だったからおもしろく読めたかもしれない。男が書いたものだったならきっと嫌悪感を感じる部分もあったと思う。


飛田に年間何百日と通ってあるときからまったく行かなくなったという男性を取材した箇所で、
男性がいうには、
飛田には銭湯があり飛田に行く前男たちはそこで体を洗い、そして飛田から帰ってきた後も体を洗いにやってくるのだという。
「たくさんの男とヤッた女の子とヤッたわけだからきもちわるいやんか」
酷いこというなぁと思うと同時にそりゃ当たり前だとも思ったの。
きもちわるいと思いながらも、また通ってしまう飛田の魅力。男のサガ。ビジネスの神髄。
いろいろなきもちが混ざり合って、妙に印象に残った。


私はたぶん、飛田で働く女の子にシンパシーを感じてこの本を手に取ったのだと思う。
また機会があったら飛田について調べたいと思う。

2014/10/31

木箱のDIY


初めて木箱を作ったにしてはこりゃ上出来。
素材はファルカタ材。
底板はベニヤです。
サイズは450×300×200mm。

きれいだったのでやすりがけは怠りました。
色も塗らなくていいや。

押入に置いて服を入れる。もっともっと箱を作りたい。

2014/10/29

オレンジ×茶のグラノーラ


材料

オートミール
くるみ
ドライマンゴー
かぼちゃの種
ゴーヤの種
ココアパウダー
シナモンパウダー
ごま
三温糖
オリーブオイル

今回の特徴は、ゴーヤとかぼちゃの種を入れたこと。
乾燥させ煎ってためておいたの。

メープルシロップとはちみつ入れたい。

いっしょに作ったのはドライマンゴーを浸したヨーグルト。んまかった。心が豊かな感じ。

2014/10/24

次のバスタオルはリネンと決めていた




デパートで買ったバスタオルがもののみごとに黒ずみ始めて、
現在使用可能なバスタオルはIKEAのタオルだけ(妹から借りてそのままもらったもの。
(黒ずみタオルは、まくらとして使っております)
毎日フロさ入るのにバスタオル1枚しかないとか汚ギャルもいいとこ。

次のバスタオルはリネンと決めていた。
オカダヤで140cm丈の100%リネンを買い切って縫った。2枚作りました。

ミシンがご機嫌ななめでなだめる時間のがかかりましたが。
一応、角は額縁仕上げに。へただけど。
吊り下げたかったのでジーンズの裾端切れでループも縫い付けた。
(ズボンの裾でどれだけリメイクしているんだ)
あんまりかわいくなくて今流行りの無骨で男前?いい感じ。

早く水を吸ってくたくたになって、いい風合になって私のカラダを拭いてくれ。

2014/10/22

シルクパウダーを圧する


チャコットのパウダーがなくなったので、シルクパウダーを買った。
そのままチャコットに入れたけど、チャコットはでかくてかさばるので小さくしたいなと思っていたところ、プレストパウダーは簡単に作れると知りやってみたら本当に固まった。カッチカチやで。古いか…。

シルクパウダーにホホバオイルを一滴加えよく混ぜる。
型に入れてティッシュでむぎゅーむぎゅーと押さえる。
一晩放置。

できた。
入れ物は、アルガンクリームの入っていた白い陶器。
刷毛でつけてます。

お好みで、光毒性のないエッセンシャルオイルで香りをつけても。

伸びたTシャツのバッグ



以前セシルマクビーのTシャツの裾をフリンジにリメイクしたけど
今日はそれをバッグにした。

フリンジTはお胸がこんにちはするほど襟が伸びているのと毛玉がすごいためもう着れなかった。
普通リメイクの次は廃棄だと思うが、リメイクの次のリメイクという未だ手を出したことのない領域に一歩踏み込んだのは、セシルマクビーのバナナTシャツのスパンコールがちっともくたびれてないから。(セール価格にて千円)

裾を袋にし、ちょうど長くて切り落としたズボンの裾があったので紐状にして貼り付けた。
Tシャツの背面には襟元にも小さなバナナがいたのでそれもポケットにして貼り付ける。(思いっきり曲がっている)

作ってみて分かったのは伸びたTシャツからバッグを作るともっと伸びたものができる。

さっそくパソコンを入れてみた。パソコン、充電器、Wi-Fi、本、ハンカチなど細々したものもすべておさまる。

毛玉付きバナナTシャツのエコバッグ完成!

2014/10/05

「モナリザ」

モナリザ
モナリザ

TSUTAYAのミニシアターコーナーにて。

この女性すてきでしょ。
彼女は黒人の売春婦。
ムショから出てきたばかりのちびではげで気も早い男(主人公)を運転手にしたところから物語が始まる。

男はカッとしやすいけどやさしいところもあって彼女は頼り始める。
男も無表情で不思議な魅力があってガリガリの体で高級ホテルで娼婦をしている彼女に特別な感情をいただき始める。
凸凹コンビ。
外国映画っていいなって思うような、そんなシーンや台詞、色のある映画。イギリス映画だそう。


男は、自分の娘や傷ついた女の子たちに「お茶飲んで一息つこう」といつも
"Tea?"という。"Tea?"何度出てくるか分からない。
いい味出してる。

「凶悪」

凶悪
凶悪 [DVD]

出演者が山田孝之にリリーフランキー・ピエール瀧。話題になってた。
いっそヤマーダ孝之にしてしまえばよかったのに。
そんな冗談かますどころか内容はまったく暗ーくまさに凶悪で一寸の救いもない情け容赦ない映画です。

冒頭、ピエール瀧が人をリンチして灯油かけるというシーンから始まるが、
山田孝之が「その夜の侍」という映画でそれをやっていたばかりなんだけど…今回山田孝之さんは善人のようでした。


リリーさんは不動産ブローカーでサディストでさらりとしておっかなすぎる行動、言動、台詞。
モテキ」なんかよりずっとナチュラルで演技うまくなったなーっていう(上から目線)
凶悪さでいうと「冷たい熱帯魚」のでんでんで私には免疫ができていたのかもしれない。それほどおっそろしいきもちにはならなかったが、これも実在する事件で、演じた木村(実際は三上)という男はそのうちシャバに出てくるらしくそれはもっと恐ろしい。

ピエール瀧の暴力団員役、ちょっと頭悪いのも分かるし、でも暴力団的発想と行動力によって周りをビビらせるのはあぁ、男の縦社会ってこういうの、大変だなぁと。
服役し、塀の中にいるわけだが山田(記者)に対しては低姿勢でにこにこして、というのが暴力シーンと交互に写り、こういう部分のがおっかないのだった。
セックスのシーンは背中の入れ墨がどーんと写って、相手の女性もこれまた肉感的で肌と肌のぶつかりあいっていう感じでなんだかすごく強烈だった。


池脇千鶴の演技力がすばらしく深みを与えていたけど出版社側の人間で味のある人がいなかったので(それが狙いかな)残念。


「生きている実感を感じています。亡くなった方々に毎日祈りをささげています」
死刑が決まって牧師のすすめで俳句まで始めたという死刑囚に
山田がいう。
「おまえは犠牲者への弔いのためにも生きていちゃいけない」

「アイム・ソー・エキサイテッド!」

アイム・ソー・エキサイテッド!
アイム・ソー・エキサイテッド!

アルモドバル最新作。

今までのよりもかなり軽いテイストの映画だった。
同じシモネタ尽くしでもアメリカ映画だったらチープでB級になること必須なのに、さすがスペイン映画でスペインの航空会社の飛行機の中が舞台、おしゃれー。

客室乗務員のお三方は全員オカマちゃん。
テキーラをがぶがぶ飲み、ヘロイン、コカインはオレンジジュースに混ぜて…そして客にも盛っちゃうし、そしてダンスを披露しながらの業務。ありえねー。笑

特に、俳優ハビエル・カマラ氏は、「トーク・トゥ・ハー」で盲目な恋心をつのらせる看護士のおにいちゃん(おにいちゃんとおじちゃんの中間)だったからとっても笑える。
おなかのたっぷり感もカマっぽくてすばらしい。


2014/09/25

「鑑定士と顔のない依頼人」

鑑定士と顔のない依頼人
鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]

フツーに考えれば嘘だったのかもしれない。あぁ、騙された。なんて悲劇だ。
気品あふれる鑑定士の男。
演じるのはジェフリー・ラッシュ。
「英国王のスピーチ」で吃音の国王に寄り添う療法士の役の人。

この男の、黒く染められととのえられた髪に衛生のための黒い手袋、携帯電話をもたない暮らし、頑固で実直な性格、狂いのない仕事ぶり、が、みるみる崩れ去っていく。
観る人誰もがこの年とった鑑定士に自らを重ねたことだろう。

淡い恋をするきもち、人を知る怖さ、愛情と執着のはざま、、、
とても気品があってテンポも台詞もいい映画。
小人の女性がいい雰囲気。

思ったとおりおもしろい映画でした。

2014/09/23

アボカドのSalada


朝食にアボカドを食べた。
スプーンでくりぬき、唐辛子入りのお酢、かつおぶしをかけた。

アボカドに合うのはマヨネーズじゃなくてお酢だと思う。
マヨネーズなんてなんか変だと思ってた。
器は森正洋。

甘酒も作った。グラスはIKEAの。
割と薄くて、色が黄味を帯びているところが気に入っている。

2014/09/11

Amazon XM39を使って


Amazonの段ボールにはさまざまな型番がありそれをばらして組み立てる等はいろんなサイトで紹介されているとおりで、
私も文庫本ケースや何かをこしらえたことがある。

今日作ったのは書類ファイル。段ボールはXM39が1つ。それを使って2つできる。
適当なところで(私は端から10cm)スパッと切りホッチキスかのりでとめるだけ。

スパッ。

今まで書類は段ボールの中になぜか立てて入れていた(ガラクタ類と一緒に)という使いにくさカオス。
書類が紙ならケースも紙、しかもなじみのよいクラフト色ならなおさらbetter。かんたんだ。

2014/09/09

石けんのワイヤーかご

料理しているとキッチンがすごく散らかる。
まな板の上に食器、鍋とフライパンは常にコンロの上、
乾かし中の鍋の底にこれから盛り付ける皿、などあるまじき事態発生中。

なので、快適なお台所目指してワイヤーでかごを作ってみた。
本を見ながらフムフムフム。はじめてにしては上出来ではないか?ゆがんでるけどー。



シンクの石けんとたわしを入れる。

2014/09/02

10年越しの掛け布団カバー

地元ニトリで10年ほど前に購入した掛け布団カバー(推定価格:4~5000円)だけど
ひと組の掛け布団カバーを10年間使うなどさすがに汚ねー。
と思い居たってIKEAにて、藍色の花柄(価格4990円)を購入した。
ラヴい。
(麻100%で超イイ。これも10年は使う)

IKEAに行ったら、「わが城をもっと快適にしたい熱」がムクムクと湧き上がって楽しくって仕方なかった。ヒャッホー。
あぁ、こうして私は独りになっていくのだろう。

到着するなりすでに歩き疲れてまずは150円のホットドッグを食した。
んまい。
ドリンクには甘味のない炭酸水もある。いいねぇ。コーラじゃなくペプシとペプシNEXなところがスェーデンやなぁ。
ぞんぶんに休憩したところでIKEAの広い店内を放浪の旅に出る!

カバーの他に他に買ったのは、シンク下に置いて食材を放り込む籠。
それからバンブーちゃん。
ってそれだけかい。

デッキチェアーとウッドデッキ(ベランダに数枚敷き詰めるやつ)、シーツもほしかったのだけど
何より今回は、IKEAの布でカーテン作れないかなってそれを見に行ったのだけどピッタリくるのがなかった。今度ユザワヤへ行く。

野望…
バスタオルをリネンにしたい。(作る)
レースのカーテンを薄パープルにしたい。(作る)
省スペースの鏡台がほしい。
キッチン周りを使いやすくしたい。
洗濯機の上のデッドスペースをおしゃれ収納にしたい。

あー、夢が広がるわ。ミシン直さなきゃーーーー。

2014/08/26

自家製の食材類


今日のお夕飯はかぼちゃの肉じゃが風。
味付けはしょうが、甘酒とおしょうゆのみ。しらたきとこんにゃくが入ってる。
こんにゃくは普通のこんにゃくではなくて一度凍らせて水分を抜いた凍みこんにゃく。
煮物料理で隙間に入っているしらたきやこんにゃくの方がメインの具材よりすきだったりする。

手前はわさび菜のサラダ。
さらしで水気を絞ってみた。よく絞れて色よくシャキっと仕上がり味もいい。
味付けは塩こしょうにごま油をたらり。


最近の手作り食品。
甘酒。
甘酒は江戸時代夏の滋養強壮ドリンクとして飲まれたというがこの暑いのにどうやって甘酒を作ったのだろう。今の東京の蒸し暑さでは8時間60度前後を保つのはなかなか危うい気がした(10時間放置すると発酵しすぎてしまいそう。

甘酒進化系。
そのまま砂糖の代わりとしてスムージーに入れたりグラノーラにしたり。
みそと混ぜたものに鶏や豚、鮭などを漬けて焼いて食べてもおいしい。

ゴーヤの種。
乾かして煎ってナッツのように。

桃のフルーツブランデー。
桃をブランデーに漬けた。それを割ったトニックが化学的な味であまりおいしく飲めていない。

コリアンダーシード。
花が咲いて終えたパクチーから種を採取

ジェノベーゼソース。
今シーズンで3回作ったかな。家族に食べさせた。中身はバジル葉ざるいっぱい(自家製:これもウチのベランダから)。オリーブオイル、カシューナッツ、岩塩、にんにく。ミキサー回らず悪戦苦闘。

とうもろこしのひげ茶。
母から送られてきたとうもろこしのひげを切りくしでとかし頭に乗せると金髪かつらのできあがり。
ではなくて。ひげを切りフライパンで炒り天日干しする。日が出てなくてまたフライパンで炒ったりして(その途中工程がズラのようだった)カラカラにしポットで煎れると、香ばしく利尿作用の高いコーン茶。

やべえ。モテなそう。

2014/08/06

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ [DVD]

TSUTAYAの細い棚にてかっこいいジャケット。数週間気になってた。

音楽は映画音楽ぽくなく、ロック。
表紙の二人は吸血鬼なので終始夜。色と影、部屋には凝ってて暗さには退屈しなかったけど
裏に書いてあるあらすじを読んでしまったのが運の尽きか、映画の半分までまったく想像通りの展開で進む、あららららら何の驚きもない。(読むよね普通)

主人公の(女性)イヴの髪型がもうだめだった。これはヅラですか!?
吸血鬼らしい透き通る肌に細い体、なのにゴワッゴワッの髪はまったくエレガントじゃなくて、この人の顔が正直あまり好きではなかった。
男の方(アダム)はかっこいいが途中から氷室恭介に見えてきてだめだった。

ハイソ気取っている映画なんだけど、主役の二人がアダムとイヴという名の吸血鬼…というところからして隠しても隠し切れないチープ感にじみ出てた。

堅い愛で結ばれた二人をかき乱すエヴァというイヴの妹が現れる。
「イヴがきたらやばい」「あの子はやっかい」「夢に見た」「実は私も」という具合でエヴァってどんな悪い女なんやと期待高まったところで出てきたのはLAから来たただのギャルやないかーい。

・・・。

転生してしまう吸血鬼の生き方と一度きりの刹那な人間という生き方をもっと探ってみたらおもしろかったかも。

2014/06/26

「バグダッド・カフェ」

バグダッド・カフェ
バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]

初めて観た。
いろのいい映画だった。
空、砂漠の色、肌の色。
日が満ちた空間と人の色がとても美しくて、乾いた砂漠をさらに乾かせる。
でもドイツ人の太っちょさんジャスミンのおかげで、そこに居る人たちの心が潤っていく。

「BAGDAD MOTEL」というところどころランプが点かない屋根の文字を後ろから写すとか、もうカメラが秀逸。
投げては一回りして返ってくるブーメランも。
掃除機のホースを首にかけたり。

ドイツ人のだいぶ太めの女性という異質な人物の登場が、
最初は濃くて飲めなかったコーヒーが飲めるようになるみたいに、自然と馴染んで家族になっていく。

最後はジャスミンが帰るところで終わってもよかった。
暑い日の朝にCalling Youを聴きながらブラックコーヒーが飲みたい。

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

レオナルド・ディカプリオ最新作「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。
TSUTAYAの新作コーナーにだばーっと並んでいた。
たまにはこういうのも。
ディカプリオがこれを最後にしばらく俳優休業と聞き観たくなった。(真相は不明)

18R+。

金融の映画でなぜと思ってふたを開けてみたら下品な感じのエロと薬物を吸うシーン満載で
女性としても不快なシーンが多く確かにこれは青少年に悪影響を及ぼす。

3時間の映画だけどテンポがよくて9割がたディカプリオ演じるジョーダン・ベルフォートが出ずっぱり&喋りっぱなしだった。
ハリウッドでキチガイを演じさせたらこの人の右に出る者はいない。
薬物でラリってしまいホテルのロビーから車まで這うだけのシーンでこんなに魅せられる俳優はいないのだ。
その才能はバスケット・ボール・ダイアリーズでお墨付きだけど、年取ったディカプリオもいいなぁ。
みっともない腹とか、行為中の腰の振り方とかいやな男なんだけれど
ウォール街で貧乏から億万長者にのしあがり社員のみんなに演説する様は、新興宗教の教祖のようでも学校の先生のようでもあり、あの中にいたら誰もが感覚麻痺するだろう。

途中、タイタニックさながらに豪華客船が沈没してウケた。

でも他にコレというキャラクターが出ていなくて安っぽい映画なんだよ。
私はもうアメリカ映画には用がないのかもしれない。

2014/06/19

「ホーリー・モーターズ」

ホーリー・モーターズ
ホーリー・モーターズ (DVD)

「演じる」ことについて何かが言いたいのは判ったがそれが何かは判らない。

TSUTAYAのミニシアターコーナーで
「レオス・カラックス13年ぶりの長編」、裏を読んでみると「富豪、老婆、と姿を変えて13役を演じる」等とあり、
なんだかおもしろそうで借りた。
もちろんレオス・カラックスなんて知らない。

え、何、何なの、と目を凝らし(画が暗い)耳をそばだてながら観ていたが結局何も判らない、始終そんな感じなのです。
ドットのついた黒いタイツを着ながらダンス?するシーンなどは何が何だか判らないながら見惚れた。
不思議な色彩のある映画ではある。

リムジンの後部座席でメイクを施しながら次の「アポ」へむかう主人公。
車は美しいパリの街を走っているのに主人公は他人の人生を生きることに疲れてしまっているようだ。。
他人の人生を演じることに自分の人生の大部分を費やしているなら、自分は何者なのか。この病理。個性的な人々を演じながら、映画全体を通して描いていたのは主人公のアイデンティティーの欠如なのかもしれない。

だけどラストシーンは唐突にリムジンたちが「カーズ」さながらにおしゃべりし始めやっぱり「???」なのだった。

2014/06/14

月光

帰るのが遅くなった。窓からお月さまが私を照らした。

心にまた静けさが生まれた夜だった。

2014/05/27

「その夜の侍」

堺雅人の映画を観たのは初めてかもしれない。
ドラマ・半沢直樹から露出が増えてSoftBankのCMで辟易していたけど
こんな寡黙で不器用な主人公なら十分に見れた。

山田孝之がいい具合にクズだったが、なんだかよく分からない映画だったなぁ。

セブンイレブン、牛角、松屋、バーミヤン。
台詞に、やっすい店ばっかりよけ出てきて何だろうと思った。そういう生活水準を表してるようにも思えないし。スポンサーか?くらいに思うほど、とにかくたくさん言うんだもの。

「冗談じゃなくて死んじゃうよ」って留守電に残して自分はその電話にも出ず、ほんとに死んでしまった奥さんのこと、彼は過去のことと納得して生きていくことができたのかな。

ラストの雨の中の決闘シーンは
雨降りすぎ、地面ぬかるみすぎ、画面暗すぎ、殴り合いの迫力なさすぎで、なんか変だったよ。

レビュー観たら、駄作と言ってる人が多いね。アララ。

2014/05/22

「地獄でなぜ悪い」

地獄でなぜ悪い
地獄でなぜ悪い スタンダードエディション [DVD]

園子温監督は「冷たい熱帯魚」でファンになって以来たくさん観ているけど他は正直あまり面白くなかった。
意外にもおもしろくて吹き出してしまった。
岩井志摩子、水道橋博士に始まっていろいろな人がカメオ出演しているのでそれもおもしろいんだけど
でんでんに硫酸ストリキニーネ盛られるおっさんも出ているし、お約束の神楽坂恵さんも。
(神楽坂さんほんとにワンシーンだけで残念。しかもキスシーン。園監督ヘンタイ)
誰に言っても分からないと思うけど高橋ヨシキさんまで出てて超テンションあがった。

あんな長谷川博己初めて観た。キャスティングが素晴らしい。声たけー。
めんどくさくってKYなキャラクター。ひゃ~と言いながらフィルムを回収するシーンは最高。

あと、この人が星野源、なのか。初めて観た。凡人ながら異彩を放っていた。
緑色のボーダーのポロシャツなんて冴えなすぎ。
組に乗り込むとき、あちらさんはストライプのスーツ着てて決して交わらないその対比も絶妙で
ヤクザが映画作り、といいうコメディだけど血多すぎ、赤すぎ、がシュールであまり血もすさまじいと滑稽に見えそのあたりが園子温ワールドだった。
映画と現実の境い目。
これでもか!な銃撃戦と切って切られてのシーンもヤクザ映画や古い日本映画ってこんなんばっかだったんだろうなと思いつつ、オマージュでもあって、現代においてみるとシュールな雰囲気もあっていい具合だった。
またこの映画の中から、園子温の次回作に出る人はいるのかな?

二階堂ふみは利発な顔つきであまりああいう恰好似合わなかったけど男から観たらかっこかわいく見えるんだろう。
少女の頃の美津子とあのCMの歌が最高です。
長谷川博己といい星野源といい少女時代の美津子といい園子温は人間発掘がうまい。
「地獄でなぜ悪い」は映画界への殴り込み。

2014/05/08

「JIPANG PUNK - 五右衛門ロックⅢ」

チケットもらった。
2本目のゲキ×シネ。
もう30分短くしてほしい…あまりに長すぎてそれなりの気合と余裕がなければ観にいけないのだ…。

蒼井優がめたくそかわいい。この人は踊れるのだな、「フラガール」でもすごい女優魂だったもの。
この人の笑顔こそ殺人級のかわいさだった。

ドラマや映画役者ののち歌を始めた人と、
舞台俳優で歌をやってきた人と、
歌のシーンになるとなんだか歌い方が全然違うような気がした。
台詞であり歌でもあるミュージカルのシーンは急に舞台全体に対しての態勢になるからちょっと苦手かな。
(今までの会話の相手への態勢から急に変わるから)

初めて知ったのだけど、麿赤兒という俳優さん。豊臣秀吉の役。
秀吉にそっくりな上に、この人が出てくると場が緊迫する。オーラが凄まじいし、顔(表情)ひとつ、演技ひとつとっても存在感が際立っている。
両足つま先で立っているシーンもよく見えたし、あそこまで細部を表現できるかと、
長台詞は若い者に任せて、なんて笑いをさそう台詞もあったけど、迫力の長台詞シーンと、永遠の命が約束されるおにぎりを前にしてのシーンもかっこよかった。

私、ミュージカルよりは、チャンバラの方が好きかな。シレンとラギで見知った俳優さん達が出ていて劇団☆新感線に親近感☆だった。

2014/05/06

「ツリー・オブ・ライフ」


TSUTAYAの手書きのPOPに「宗教映画」とか「叙情詩的映画」とか
極めつけには
「何かを感じる映画」と書いてあったので
何かってなんだよと思い、借りてみた。


特に何も起こらない
台詞もあんまりない
映像と音楽だけのシーンが長い
ショーン・ペンは1割も出てこない

これらを耐えうる人ならきっとおもしろく観れる気がする。
私はつまらなくもありながら映像に魅せられ、けっこうおもしろく観れた方ではある。
生きることに悩み、一度は死を考えたり、毎日哲学的思考に浸ってたりしているような人にはおもしろく観れると思う。
もしクラゲを飼っていて飽きずに見続けられる人もこの映画を見られると思う(それ以外はだめだ。)

神とは。生命とは。死んだらどこいく…とか。
信仰が深くても、つらいことが起こるとき、人々は疑問を抱く。
神様は与えるけど奪う、って。
どうやって乗り越えるかは、父が・母が・人間が教えてくれるんだと思う。

草木、父、母、生命。少年。それぞれが純粋に象徴的。
草木が特に美しい。とても効果的にちりばめられていて、
緑の美しさからか観終わると目がきれいになったような心が浄化されるような映画だった。
緑の深い色、光、母のドレス、ホースの水、プール。眩い。
ラストシーンもファンタジックですてき。空に向かって伸びるはしごは神様のはしごに見えるし
あれは神様の家なのかも。

最近美しい映画をよく見ているけど、この映画も映像を楽しむという点では
トム・フォードの現代的な映像美もいいけど
この映画ならうちの精神科の待合室に流すのにもいい感じがする。
(今は壮大すぎるオーケストラが流れていて心拍数が上がってキライだ)

ショーン・ペンの家、少ししか映らなかったけどほぼガラス張りで家の中にいてもまるで森にいるみたいな家であんな家を建てたくなった。
(緑が差し込む感じが父ブラピと過ごした少年時代のリビングととてもよく似ている)

2014/04/24

「世界にひとつのプレイブック」

世界にひとつのプレイブック
世界にひとつのプレイブック DVDコレクターズ・エディション(2枚組)

ジェニファー・ローレンスは「あの日欲望の大地で」がすごくよくて
そのあと「ウィンターズ・ボーン」を観たけど
この人は美人でセクシーという設定だったが…特に美人ではないのではないか。。(胸の谷間が見えてるだけでセクシーでもない。。

会話の応酬がおもしろい映画。英語が理解できたらもっといいリズムだっただろう。
主人公パットは躁うつ病(双極性障害)で、「アバズレ未亡人」のティファニーも精神を病みキレキレ。
だがもっとキレてるのはパットのとーちゃん、ロバート・デ・ニーロで
この親にしてこの子か、と消極性障害は遺伝するのである。。

精神が安定して人生を楽しめるような着地点を見つける。
そのために周囲が種を撒いて本人を見守ってあげる。
そんなスタンスが躁うつ病の人の治療に必要なんじゃないかな。

最後のダンス会場のシーンやクリスマスのライトがとてもきれいで音楽もJazzy。
大人っぽいムードの恋愛映画でした。

「夢売るふたり」

夢売るふたり
夢売るふたり [DVD]

展開の速さがすばらしく、開始2分で引き込まれた。
松たか子の表情と、婉曲なカメラワークと。

火事ですべてを失った夫婦。あんなに仲がよくて笑顔が絶えない。
もう一度夫婦で居酒屋を、と同じ夢に向かって、罪悪感のカケラもなく結婚詐欺を始める。
夢のために、夢を売り、体を、心を、切り売りして、へとへとになるまで働いて、それでも「足らん」。
気が付けば、夢に手が届かないばかりか二人バラバラになっちゃって。

男女の違いを描く。同じ夢に向かって共に生きていたはずなのにいつしかボタンを掛け違えたまま別方向に進んでいく、その破滅への過程がとてもナチュラルに表現されていた。
監督は西川美和。「ゆれる」の監督さんだった。
間接的な表現が多く、私こういうの好き。
別々になってく男女を描きながら、結婚したい女、できない女、劣等感のある女、そういう女性をも描いていた(彼女らは結婚詐欺される女たち)
経済的には自立していても、精神的には自立していない、さびしい女たち。
夫に結婚詐欺をさせながら、変わっていく妻さちこの気持ち。
松たか子の自慰は苦しそうでした。
R-15なのはたぶんそういうシーンだと思うのだけど、生理のシーンが出てきてあれはとても女性監督ならではの描写だと思った。
夫は結婚詐欺の女性たちとたくさんセックスをしてるのに、自分はセックスしない。子供もきっとほしいのだろう。
でも自分はセックスしないのに生理って毎月来るんだよね…。
それがむなしく、残酷で、女のサガ。

夫は結婚詐欺を働きながら他人の生活に入り込んで、楽しかったんじゃないの、って。
ウェイトリフティングの女性がいい味を出していた。

後半30分か1時間くらいか、最後に阿部サダヲ(夫)と松たか子(妻)が「ほんとは止めたいし止められるのを待ってる」ってシーンが絶妙だった。
それから以降一緒のシーンがひとつもないのだよね。絶妙。おもしろかった。

2014/04/01

「愛の渦」

おもしろかったけど足りない。
性と生を問う、とか書いてあったけどそんなに深いものでもなかった。

乱交パーティーという題材が人の興味をひき、着衣シーンが少ない、というだけで。
ハプニングバー題材の方がもっとおもしろかったと思う。
中身はんー、おもしろかったけど、もっと人間心理を描いてるものかと。
生きるとは、とか愛していない人となんでセックスするのとか、自分って何なの、とか
生きている空虚さと退屈と犠牲と生きることとにもう少し切り込めたはずだった。

これ性産業にいる人にはまるっきりメルヘンではないだろうか。
リアリティーを感じさせたけど本当のリアルはもっと残酷だから。
男の欲望はもっとあからさまだし、安っぽい女の描き方もさびしい女の描き方も足らない。
男が乱交パーティーに来る理由と女が来る理由は180度違うと思う。
それなのに同じ時間を共有しようとして、やることはセックスだってことのかみ合わなさと複雑さ。

乱交パーティーは相手のカラダを使ったオナニーだ。

結局、窪塚がいいところ全部持ってって赤堀セリさんは最高だった。

2014/03/11

(も)印の平形茶わん


思えば、手にしっくりくるマイ茶わんをほしいと思ったのは草刈正雄の出ていたNHKの番組を見て。

森正洋氏の平形茶わん。
グッドデザイン賞の。
マルイの食器屋さんで見つけて。

買ってもらっちゃった。

ごはんだけじゃなく、おかずや煮物、いろいろのせてもへんじゃないらしく。

じっくりと色、柄えらんだの。
どれもすてき。
たいせつに使います。

2014/02/18

スイートチリ手羽

スイートチリソースで煮からめたチキン。
甘辛くてうま。
甘みが超エスニック。